第2話 美々津のアジ釣り


美々津という釣り場
宮崎県北地方に美々津という釣り場がある。耳川河口にある美々津港・幸脇港という港から2つの渡船がある。その港から南東方向に15分ほど走ると一ツ神と七ツバエという2つの磯にたどり着く。日向灘にポツンとあるこの2つの磯は、潮通しがよくチヌ・マダイ・クロと四季折々の魚が釣り人を楽しませてくれる。また、時には大ニベのデカバンが当たってきたりと、とても近場で釣れるとは思えないような魚もいる。そんな中、この釣り場が特に熱いのは、夜釣りのアジ釣りである。電気ウキを使ったウキフカセ釣りで楽しむことができる。

美々津の黄金アジ
なぜ、この美々津のアジ釣りが熱いかというと、まずはその魚影の濃さを挙げることができる。夜になると美々津に居着いているアジが動き出し、撒き餌をすると浅いタナまで浮いてくる。潮などの条件が整えば、入れ食いになり短い時間でクーラー満タン釣ることもできる。ウキが消し込み、青物の引きを体感させてくれるこの釣り味は満足感が高い。さらに。このアジは抜群に食べて美味しい。引き味がよく食べて美味しいなら熱い釣りになるのは当然の結果だと思う。

美々津アジの釣り方
基本的には、電気ウキを使ったウキフカセ釣りで釣る。

@竿・・・磯竿1.5号〜2号

Aリール・・・2500番くらいのスピニングリール

B道糸・ハリス・・・・2.5号くらいがおすすめ

Cウキ・・・・ウキはケミやリチウム電池が搭載できる棒ウキタイプのものを選ぶと良い。これまでいろいろなウキを試してみたが、熊本県八代郡氷川町で作られているZAXISのウキがおすすめ。このウキは、感度が良く魚のアタリを明確に教えてくれる。Bくらいの半遊動で攻める。タナは一ヒロ半。

Dハリ・・・チヌ針3号くらいがいい。小さいとバラしやすい。

E餌・・・・・・・撒き餌はクロ釣りと同じように、オキアミ生、パン粉や集魚材でまとめる。つけ餌は。オキアミ生のLくらいの大きさが良い。

Fその他・・・キャップライトで海面を絶対に照らしてはいけない。魚が散ってしまう。魚は玉網入れをせずに竿で抜き上げるようにする。ハリスに付けるルミコは大丈夫のようだ。

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