ふがいなさを嘆くより 〜練習試合 鹿本商工戦〜

いよいよ今年の高校野球シーズンもあと2試合となった。

今日は、鹿本商工との練習試合が組まれていた。鹿本商工は山鹿市郊外の静かな住宅に囲まれていた。
高専グラウンドでは、高専大会のカテゴリーでの練習試合があるということで、今回は相手校にお世話になることになった。


これまで1年生大会に向けての試合が組まれていて、2年生にとっては久しぶりの試合となり張り切っている模様。
鹿本商工の先攻で1試合目が始まった。先発はmasa。前回の球磨工業戦で好投しており、今回も期待が持てる。13塁までランナーを進められたものの後続を断ち無得点。まずまずの立ち上がりだ。

高専八代のオーダー
1サードtake
2キャッチャーryu
3ショートkatsu
4センターtai
5レフトwata
6ピッチャーmasaryo
7ライトsyo
8ファーストsato
9セカンドkuwa

高専の攻撃は1回からランナーを出すものの3回まで制球力で勝負する相手投手に打ち取られヒット1本。今日もスローなスタートだ。
4回の表、鹿本商工の攻撃。Masaの投球が単調になったところをねらい、4本の長短打を集め 3点を先制。秋の大会で八代高校に5−7と善戦したチームらしく、上位打線は迫力があった。
4回裏、1死後taiがセンター前ヒットで出塁。このランナーを5wataがレフト線へ見事なライナーを放ち、これがタイムリー2塁打となり1点を返した。
1点を取られ1−4となった5回の裏、高専の攻撃。1死後、8satoが甘くなったストレートをとらえ、打球は右中間にぐんぐん伸びた。これが2塁打となり、再びチャンスを迎える。9kuwaがシブくセンター前に落として13塁。Takeが歩いた後、キャプテンryuの技ありのライト前タイムリーで1点を返しなおも満塁のチャンス。ここでkastuがライト前にはじき返し、2点タイムリーとなって同点とする。更にtaiにもタイムリーが出てこの回4点。試合を一気にひっくり返した。


6回からは、1年生ryoがマウンドに。Ryoは高専期待の投手。試合のたびに、成長を見せている。彼の投球で鹿本商工の攻撃を67回と無得点に抑える。試合の流れはこちら側に傾いたかに見えたが。
8回表、鹿本商工の攻撃。この回に出てくる上位打線を抑えれば、勝利で終われるはず。Ryoの投球にも力が入る。1死後、センターオーバーの3塁打を打たれピンチに。次の打者を歩かせ、盗塁され123塁のピンチに。この次の打者にセンター前に運ばれ、2点を返され追いつかれてしまう。更に3塁打を打たれ逆転。
相手はryoの変化球を振らず、ストレートだけにねらいを絞って振ってくる。それを察してか、スライダーの連投を続けるryo。その影響もあってか微妙なコントロールが乱れ、2四球を与えたところでエラーで痛恨の追加点を取られてしまう。この回の5点が勝負を決めた。
6回から登場したスリークーターから投げるピッチャーに抑えられ、第1試合は、69で残念な敗戦となった。


チャンスはいくつもあったが、牽制球でアウトになったり、まずい走塁もあり、また悪いことに肝心なところでタイムリーが出ずでの敗戦。すっきりしないゲームにフラストレーションがたまる。次はいい試合をしてくれよ。
2試合は、高専八代の先攻で試合が始まった。

1サードtake
2キャッチャーryu
3ショートkatsu
4センターtai
5ファーストsato
6ライトsyo→yasu
7レフトnao→yasu→wata
8ピッチャーmasato→yasu
9セカンドeno

高専の先発masatoのピッチングがさえ、2回に2点を取られたものの8回までその点だけに抑えた。攻撃陣も鹿本商工が繰り出す経験不足気味の投手から小刻みに得点し、9回の表を終わって9−2とリード。途中からレフトに入っていた息子yasuがマウンドに上がった。
しかし、先頭打者を歩かせた後、3連打と内野ゴロで4点を取られ試合は9−6で終了。後味の悪い勝利となった。Yasuは打撃でも2回のチャンスにフライを打ち上げるなど全くいいところなく散々な内容だった。


今日は珍しくyasuから電話があった。
「明日の試合は、雨の予報だから、12時から試合だって。」
今年最後の試合だから応援に来てほしいみたいだ。
話していて、自分のふがいなさを嘆くより、実の試合に向けて気持ちを前向きに持っていきたいという意図が感じ取れた。

余り過度な期待はしないけど、せめてチームに貢献できるプレーをしてくれよ。この言葉を飲み込み、親父も気持ちを前向きに持っていくことにした。
鹿本商工のみなさん、試合をしてくれてありがとう。繋がる打線は脅威を感じました。ともに良い冬場を過ごしましょう。



静かな住宅街に学校がありました



高専打線がようやくつながり逆転に成功



残念な敗戦でした






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