課題山積   練習試合8


初夏を思わせる香しい光の中で、515日に、須惠中学校との練習試合に臨んだ相良中ナイン。今週末は、体育大会のためしばらく試合から遠さかる。

次回の試合は529日の下球磨大会。ここは、いい試合をしていい感触で大会に臨みたい。結果ももちろん大切だが、内容も求められる。どんな試合を見せてくれるか相良中ナイン。

一方、須惠中は11月の秋丸旗以来の対戦。秋は部員9人という中での大会参加だったが、今は1年生も入部し活気が感じられる。須惠中は投手がよい印象だったが、ブルペンで見ていると更に成長を感じた。秋よりスピードを増しているし球にキレがある。これは苦戦するかも。昨日のちぐはぐな試合が頭をよぎる。

1試合は、じゃんけんに勝った相良が先攻。先発は、キャプテンのsyun

1回の表相良の攻撃、1syunが初球をライト前ヒット。2ryoが送りバントのつもりが安打となり、無死23塁のチャンス。今日も幸先いいかと思いきや、後続を打ち取られ無得点。いやな雰囲気が立ち込める。

1回の裏須惠の攻撃。四球を選んだ1番を2番がサード前に絶妙のバント。処理を焦ったサードが1塁へ悪送球。ライトのyasushiがバックアップしていたものの、2塁からホームへ走りこんだランナーを見て焦ったのか、本塁への送球がワンバウンドとなり、セーフ。いきなり信じられないミスの連発で先制点を与えてしまう。チャンスをつぶした後にやはりピンチが来るものだ。

3回の表相良の攻撃。1syunが四球を選び、盗塁を決める。ryo3塁に送って、相手のワイルドピッチで1点を返す。更に、3syotaが先ほどの汚名挽回と、センターオーバーのランニングホームランを放つ。これで2−1と逆転。その後の攻撃に期待が集まったが、相手ピッチャーが立ち直り、凡打に打ち取られ、そのまま試合終了。

からくも勝つという不本意な結果だ。

yasushi 第1打席にセンターライナーを放つも2−0。

相良中
須惠中

2試合は、須惠中の先攻で始まった。相良中は、投手と捕手以外は、控えメンバーを中心とした布陣で臨んだ。相良の先発は左腕yasu。安定した投球で、隙を見せず5回まで零行進。

2試合は控え組が中心の布陣相良は、1回に相手のミスで先制点をあげる。更に、3回には1syunがセンターオーバーの3塁打を放ち、無死3塁のチャンス。ここで、セカンドの控えのkaiが前進守備の間を破るセンター前タイムリーヒットで2点目。4回には、相手のミスで3点目。6回も1点をあげ4点を取る。6回、7回とつまらない点を与えたものの、42で相良の勝利。

2勝したものの、明らかに須惠中のモチベーションは高かった。この試合後、部活の行事があるようで、たくさんの保護者の応援があり、生徒たちもやる気に満ちていたのだろう。須惠中は今年度で閉校を迎える。来年度はあさぎり中として再スタートとなる。厳しい状況の中にも関わらず、野球を頑張る生徒たちのひたむきなプレーが目立った。このファイティングスピリッツは大いに学ぶべきだろう。

最近の2日間で課題と思われるのは、一つ目はバントの精度だ。あれだけのチャンスがありながら、点を入れられないのは、チャンスでランナーを送れないまずいバントにあると感じた。折角走塁がうまくなってきたのだから、犠打を交えれば、更に相手チームは苦しいはず。ぜひ、バント練習をきっちりやってほしい。

二つ目は、野手の動きだ。あれほど、一歩目の大切さを叩きこまれてきたはずだが、この2日間の試合ではそれが見られなかった。ぜひもう一度一歩目を意識してほしいと思った。

試合に出ている出ていないにかかわらず、みんなが自分の役割をしっかりと果たすことが勝利へのカギだ。一生に一度しかないこの中体連に向けて、課題をどう克服していくか、時間は限られた中での練習となってくる。

体育大会が終わったらもう中体連まで一直線。生徒たちはみな悔いのない部活人生を歩んでいってほしい。

頑張れ!相良中野球部!

中体連まであと46

須惠中のみなさん、試合をしてくれてありがとうございます。課題をたくさん見つけられた試合でした

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