再び宿敵と対戦 春季下球磨大会
14日に九電旗県大会の1回戦が行われた。強豪は順当に勝ち上がった。球磨郡代表と人吉市代表が1校ずつ勝ち残った。両校には球磨郡のためにもぜひ勝ちあがってほしい。 城北大会優勝の岱明中1回戦敗退。 <1回戦> ●合志中2−1田浦中 ●西山中9−0稜南中 ●免田中5−1京陵中 ●長嶺中6−3本渡東中 ●甲佐中2−1託麻中 ●八代四中6−2鹿南中 |
★九電旗県大会結果 21日★ <2回戦> ●西山中7−5合志中 ●白川中3−2人吉二中 ●水俣二中1−0不知火中 ●花陵中4−3本渡中 <準々決勝> ●白川中5−4西山中 ●免田中6−4阿蘇西原中 <準決勝組み合わせ 28日> 先週の土曜日、九電旗県大会は台風2号が接近する中行われた。 結果は <準決勝> ○免田中0−6白川中 ○水俣二中3−9八代第六中 <決勝> 八代第六中8−5白川中 八代第六中の優勝、九州大会出場 ベスト4の中に城南大会で活躍した3つの学校が入る。今年の城南地区のレベルの高さが浮き彫りとなった。また、球磨人吉の代表も免田中がベスト4進出。人吉二中が準優勝の白川中を苦しめる好試合を展開。球磨人吉の野球も他の地区に決して引けを取らないレベルに達していることがうかがえる。 |
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6月4日、香しい初夏の空気の中、春季下球磨地区中学生野球大会が行われた。 会場は、先週の雨の順延の影響で球磨村総合運動公園が使えず、山江中に変更となった。 この下球磨大会は、下球磨地区の4つの中学校の競技力の向上と親睦を兼ねて行われている。 先日の中体連の抽選の結果、1回戦の五木中と山江中は中体連と同じカードとなり、このカードの勝者が相良中と対戦することも中体連と同じだ。つまり、中体連の前哨戦のような大会と言える。 地元のケーブルテレビ「マロンテレビ」が取材する中、9時から1回戦五木中対山江中が行われた。 この試合は、選手同士が衝突するというアクシデントがあり、30分試合時間が延長された中、山江中が2人の投手リレーで3−0で勝利。山江中が決勝へコマを進める。 |
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1回戦第2試合は、相良中対球磨中。球磨中は、2年生バッテリーを中心に堅実な守りを身上とする好チーム。決して油断できない相手だ。 球磨中の投手の体はそれほど大きくはないが、伸びのあるストレートを投げてくる。 過去の対戦で勝ってはいるものの2回とも1−0のゲームだった。 この投手から多くの得点をあげるのは難しい。少ないチャンスをいかに得点に結びつけるのか。こちらの攻撃のありようが問われている。 |
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午前11時に相良の先攻で試合が始まった。 1回の表相良の攻撃。先頭のsyunのビヨンドバットがうなる。2球目を振りぬいた打球は左中間を深々と破る3塁打となり、早くも先制のチャンス。 このチャンスに2番ryoが初球を叩くもタイミングが合わず、ファーストのファウルフライ。デッドゾーンに入るかどうかという際どい当たりだったがこれをファーストが捕球。もたつく間にsyunがタッチアップで本塁へ。相良中1回に1点を先制し、幸先いいスタート。 しかし、その後、ヒットで出塁するものの、牽制で刺されまずい攻めもあって中々得点が奪えずゼロ行進がつづく。 相良のエースyasuが安定した投球を見せ、上位打線をほぼ完ぺきに料理。2安打完封で後援会の期待にこたえた。 試合はioがマスコットバットで打席に立とうとした以外はさしたるドラマもなく、奇しくも3回目の1−0ので相良中の勝利。1時間11分というスピーディーな試合だった。 |
ryoの微妙な犠牲フライで1点先制
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1回戦が終わって、決勝戦に先立ち、3位決定戦が行われた。結果は一方的な展開で球磨中が勝利。3位は球磨中となった。 そして、午後2時20分、下球磨大会の決勝戦が行われた。秋の下球磨では山江中に敗れているだけに、ここは何としても勝っておきたいところ。相良中の先攻で試合が始まる。 1回の表、相良の攻撃。1番syunが「転がせばなにかある」の鉄則通り、高いバウンドのゴロを放ち、これが相手野手のエラーを誘って出塁。1死後、ワイルドピッチなどで3塁に進んだsyunを3番syotaが内野ゴロで返し、幸先よく先制する。ノーヒットでこのように得点を奪えるようになればしめたもの。 |
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2回の表、相良の攻撃。相手投手のコントロールは定まらず、デッドボールと四球でランナーに出るが、まずい攻めもあり、ツーアウト3塁で9番renを迎える。 | |||||||||||||||||||||
城南大会でブレイクしたrenはインコースの直球をうまく腕をたたんで振り抜き、打球はするどく三遊間を抜けるレフト前タイムリーヒットとなる。貴重な追加点。 | |||||||||||||||||||||
3回の裏山江の攻撃。1死後、4番がセンター前ヒットで出塁。6番はレフトへの大飛球。これをレフトに回ったyasuが好捕。更に7番はライト前にヒット性の打球。これをyasushiがライトゴロを焦り、ファーストへショーバンの送球を。これをtaiがはじくものの、素早く次塁を狙ったランナーを3塁で刺しことなきを得る。山江の打線は相変わらず活発で外野手は忙しい試合となりそうだ。しかし、ここで守りのリズムをつかみ攻撃に期待感が高まった。 |
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4回の表相良の攻撃。この回から代わった相手投手が突然の乱調でデッドボールと四球のオンパレード。難なく3点をいただく。 |
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更に6回の表相良の攻撃。1死でrenを残した場面で、syunとryoが四球と死球で満塁に。 | |||||||||||||||||||||
このチャンスに3番syotaが左翼線を鋭く破る打球を放つ。 | |||||||||||||||||||||
これが走者一掃のタイムリー3塁打となり、3点を追加。これで、8−1。 | |||||||||||||||||||||
相良の勝利はゆるぎないものになったと思われた。 | |||||||||||||||||||||
しかし、時間切れが決まっている最終回の6回山江の攻撃。先頭の6番バッターに左中間を破られ、いきなりのピンチと思われたが、落ち着いて後続を仕留め2死までこぎつける。しかし、気が抜けたのか、ここからヒット、エラー、四球とたたみかけられ4点を失う。相手4番打者を何とかセンターの深いフライに打ち取りゲームセット。勝ちはしたものの非常に課題の残る試合となった。
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久しぶりに下球磨杯を奪還する。 この結果、春季下球磨大会は 優勝 相良中 準優勝 山江中 3位 球磨中 4位 五木中 となった。 優勝できたものの、まだまだ課題は残された。球磨中戦ではフライを打ち上げることが多く、中々得点をあげることができなかった。山江中戦でも走塁ミスやバントの失敗など、攻撃もちぐはぐで自分たちの野球ができなかったように思う。 来週は、中体連前の最後の大会「郡市中学生大会」が待っている。これからの練習で課題を修正して、身体をベストの状態に持っていき、納得のいく結果を残してほしい。 一戦必勝! 頑張れ!相良中野球部! |
中体連まであと27日 球磨中のみなさん、堅実な守りでいい野球をされていましたね。中体連ではともに頑張りましょう。 山江中のみなさん、打者のするどい振りは印象的でした。中体連でも頑張ってください。 |
球磨中戦 2回 2死でいいあたりを放つもセカンドライナーに倒れる
山江中戦 1回 1点を返され更に無死満塁のピンチで
ライトライナーをさばき1塁へ転送し2死に仕留める。
(評)2試合で3打数1安打 犠打1 四球1。球磨中戦では中前打を放つが、得点にからまず。山江中戦では、四球、犠打ともに得点にからんだ。守備では、相手4番の右中間の打球をあと一歩のところで届かず3塁打としてしまうものの、山江中戦1回の守備ではダブルプレーを演じるなど安定した動きを見せていた。