金星と順当負け 球磨工業戦
ここ1週間、息子yasuと音信不通状態。
携帯の電源が入っていない模様。いらいらするうちのカミさん。
まあ、健全な高校生なら、あまり親と連絡をとりたがらないもの。かつて高校生だったおいらはその気持ちがよくわかる。便りのないのはよい知らせ。息子を信じよう。
今週末は、土曜日に上天草高校と、日曜日に球磨工業との練習試合が控えていた。土曜日は、どうしても応援に行けないので、試合の結果待ちということに。
土曜日、仕事から帰ってようやく連絡の取れた息子から試合の結果を聞いた。
第1試合は、息子の報告によると、残念な点の取られ方とタイムリー欠乏症が再発し3−5で敗れたとのこと。
また、1年生同士の対戦となった第2試合では、yasuが先発し、1回に2点を先制されたものの、その後、何とか相手打線を抑え、6回を投げて6安打3四死球2失点という投球内容(投球数89球)だったそうな。
試合は、11−5で高専八代の勝利。前回の登板では、5回8失点ですっかりへこんでいたyasuも何とか立ち直った模様。 そして、日曜日の朝を迎えた。練習試合の相手は球磨工業さん。
球磨工業は県南でも野球の強豪校と言われていて、高専八代から言えば雲の上の存在。何とか恥ずかしくない試合ができればと期待しながら試合会場の球磨工業グラウンドへ。 人吉盆地名物の霧がここ球磨工業のグラウンドをすっぽりと覆っていた。霧の中から青年の若々しい号令の声が聞こえる。両チームのストレッチがすでに始まっていた。
ストレッチの後、おきまりの守備練習。そして、あっという間に、試合開始時間となった。
第1試合は、2年生対決だ。先攻は、球磨工業。高専八代の先発は、アンダースローのmasa。
このところ、本来の投球ができていなかったので、今回は何とか結果を出したいところ。 1回の表、球磨工業の攻撃。1死後、四球で出たランナーをエンドランで1死1,2塁とし、早くも先制のチャンス。今回もランナーを背負う苦しいピッチングになるのか。
ところが、今日のmasaの投球は違った。落ち着いて後続を三振とレフトフライに打ち取り、無得点に抑えまずまずの立ち上がりだ。
投手の出来が試合の行方を大きく左右するだけにmasaの立ち上がりは好材料だった。 相手投手は、八代東を3点に抑えたエースI留くん。無駄のないフォームでストレートはMAX130kmくらいあった模様。変化球も切れていて、そうやすやすと点を取れそうもない感じだ。何とか先頭打者をだしてほしい。
しかし、1,2回と軽々と打ち取られ無得点。ところが、意外にも試合が動いたのは高専八代からだった。 3回の裏高専八代の攻撃。7番syoがレフト前ヒットで出塁。ワイルドピッチでセカンドに進んだ後、ryuのバントヒットで無死1,3塁のチャンス。ここで9番naoが絶妙のセーフティースクイズを決め、1点先制。
続く1番takeがレフト前ヒット。2番ryoは浅いライトフライに倒れたものの、3番のwataがレフトへタイムリー2塁打を放つ。これで3点目。 更に、4番masaがレフト前タイムリー、続く5番たtaiがレフトオーバーのタイムリー3塁打でこの回5点を取る。2回までは得点の雰囲気さえしなかったのに。これだから高校野球はわからないし、おもしろい。
その後、masaは球磨工業打線を緩いボールを有効に使い、9回の1点だけに抑え、第1試合は5−1で勝利。
主力選手が何人か抜けてはいたようだったが、それでも球磨工業に勝つことができ、生徒たちは大いに自信になったに違いない。さあ、 この調子で頼むぞ高専の1年生さわやかナインよ。 第2試合は、12時10分にプレイボール。高専八代の先攻で始まった。球磨工業の先発は、Y江中出身のO田くん。yasuが中体連で苦杯をなめた相手だ。
中学の時より更に切れのある球を投げている。これは得点をあげるのは大変そうだ。1回、3回、4回とチャンスを作るものの、どうしても後1本が出ずに4回まで無得点に終わった。 高専八代の先発はyasu。人吉球磨の中学校で中心選手としてならしたメンバーで構成された打戦は破壊力十分。さて、yasuはこの打戦に対してどういう投球をするのか。前々回の御船戦の失態が脳裏をよぎる。
心配しながらの観戦だったが、1回は無難に3者凡退に切ってとる。ほっとするものの、どうもyasuの体はあまり切れていないような気がする。変化球も切れがないし、スピードも御船戦よりは落ちているように思えた。
案の定、2回の裏、中学の時何度も対戦したH二中のI村くんに2−2からの外角寄りの球をねらい打たれ、打球は鋭い直線を描き、一度前進したセンターの頭の上を抜けた。中継のもたつきもあり、ランナー長駆ホームイン。ランニングホームランで早くも1点を先制される。しかし、その後の打者を3人で切り2回を終わって0−1。
3回もボークを取られ、そのランナーを内野ゴロで返されてしまう。これで0−2。4回は満塁のピンチをしのぎ、yasuは4回でお役御免となった。4回を投げて6安打2失点(56球)という内容だった。本人はまだ投げたかったようだが、2順目に入り、タイミングを合わされてきているところでのこの交代は、適切だったと思う。
5回の表、高専は3点を取り、3−2と逆転。5回の裏からryoがリリーフのマウンドに。しかし、力みからかryoが絶不調。9点を取られる乱調で試合は一気に工業の流れとなった。
その後、両チームとも点を取り合い、試合は、6−13と敗れてしまった。第1試合で金星をあげたのに、第2試合では、自滅するという悔いが残る結果となった。
yasuは、この日のピッチングはあまりほめられたものではなかったが、無四球だったことは大いに評価すべきと感じた。しかし、バッティングは、またいつもの悪い癖、「軸がぶれ前に突っ込む」という病気が再発。ことごとく力のない内野ゴロに終わってしまった。この打撃を何とかしなければ、チームに更に迷惑をかけてしまうことになる。
さあ、いよいよ来週末は、1年生大会。これまで、積み重ねてきた試合での経験を生かして、よい結果を見せてほしい。1人の余裕もない高専野球部1年生チーム9人。みんなで一丸となって勝利をつかんでくれ。
今夜の三岳の味はほんのり甘く感じ、先週より気持ちよく眠れそうな気がした。
球磨工業のみなさん、試合をしてくださってありがとうございます。さわやかなあいさつとキビキビとした動きはとても刺激を受けました。1年生大会では、ぜひ頑張って優勝してください。
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勢いが感じられる球磨工業ナイン 強豪校との対戦に力が入る高専ナイン 先発のmasa 緩い球で相手打線を翻弄 うちの野球部にもほしいアイテムです なんと 高専八代が先制点を! 何と勝ってしまいました masa見事な完投勝利 さあ 先輩たちに続け!1年生 第2試合は1年生対決 O田くんの速球は相変わらず力がありました 小さい体いっぱい使って投げ込むyasu おっ、予想外、逆転しましたよ しか〜〜し 球磨工業地力を発揮し始めました 第2試合はくやしい敗戦でした これを大会のよい薬に |