2/1やったぜ!ダークホース 北浦

良い形で開幕戦をものにした我々は、病気が再発。再び北浦病院のあゆ丸医師に治療をお願いすることにした。2月1日(土)大潮。中央町から3人、地元勢が2人と合計7人の客。水温が下がり食い渋り状態の北浦。土曜日にもかかわらず客の少なさがそれを物語っていた。中央町の3人は、高島のハナへ。その後船のエンジンは全開。一気に中のハエへ。超A級の先端は当然のごとく先客がおり、「船付けはどうか。」と船長。


2003年1月18日 中のハエ船付け

 私は、前回の釣行(1月18日)で潮の速さに驚きながら惨敗を食らった場所であるため躊躇したが、地元勢がありがたいことにそこを選択してくれ、一安心。でもどこへ行こうか。すると、船長が「ダークホースのクツバリへ行こうか。」と誘う。O、Kした私たち。かくして船はまた全速力で古江港方面へ走り出した。瀬を見ると低い瀬だが釣りやすそうな感じ。情報によると、ここは沖側がだめな時意外に釣れるところだそうだ。数日前にマダイがあがっているとのこと。

さて、早速しかけを作って実釣開始。すると、雪がちらちら。我々の釣行を歓迎するかのような白い宝石にしばし見とれていた。さて、撒き餌をしても全く魚が見えない。えさ取りさえいない状況に不安になった。本命ポイントは裏のテトラ側だそうだが、先日、数枚あがったと言われる船付け側でトライすることになった。潮は右にいったり左にいったりどっちつかずの状態。潮はいくのを期待して竿を振りつづけていると、何とueno氏にメジナが食ってきた。玉網に納まった型は足裏サイズ。またもueno氏に先を越されて不安なスタート。

時計は8時半を回っていた。相変わらず潮は動かない。魚は見えない状態が続いていた。10時ごろueno氏再びヒット!これも足裏サイズ。この厳しい状況の中よくかけるもんだなあと感心させられた。あたりなく心が暗くなる私。弁当を食べながら、うらのテトラ側での場所変えを決意していた。


クツバリ本命ポイント
 裏のテトラ側は沈み瀬が点在していて取りこみにくそう。正直言ってメジナがいそうな雰囲気は伝わってこなかった。半信半疑で仕掛けを入れてみた。竿1本くらいのウキ下でやってみたがえさを取られたので、ウキ下を3ヒロにして再びトライ。するとあの懐かしいウキの消しこみが。鋭く合わせると竿にのってきた。瀬がありやばいと思った私は強引に勝負に出た。すると浮いてきたのは37センチのメジナちゃんだった。

やったぞ、場所変えして2投目の快挙だった。やはり、船長の言うとおりだった。ueno氏に報告と思い、船付け側に戻ると、何とほとんど同じ時間にメジナをゲットしていた。これは、地合だ。あわてて戻った私は、また同じパターンで仕掛けを入れた。また、同じ消しこみが。掛けたが痛恨のハリはずれ。がっくり。その後、魚の生命反応は途絶えてしまった。

4枚目をゲットしていたueno氏の隣に戻ることにした。船付け側は私が待ちわびていたいい感じの潮が動いてきた。沖の二つバエ方面に緩やかに。ここで、私は全遊動仕掛を試すことにした。うちのかあちゃんが「マダイがいいな。」と言っていたからだ。これらの理由で、私は、キザクラIDR00号にJ5のクッション、G7号のジンタンを矢引きのところに噛みつけ、仕掛を潮に流していった。

半信半疑だったが、流して3投目、いきなり竿をひったくるような当たりに見まわれた。「重い。何だこの引きは。」メジナでもない、最初は、やや竿を叩く引きにバリかと思った。昼頃にバリの地合が5分くらいあったからだ。重い魚体だったが、だんだん軽くなってきた。バリにしては急なしめこみはないし、かといってメジナのような引き方ではない。竿2本は入れていたのでメジナならとうに瀬に潜られているはず。ウキが見えてきた。いよいよフィニッシュだ。浮いてきた魚体の色は、黒ではなく白っぽい。あちゃーやっぱりバリかと力を落とそうとした瞬間。ueno氏が叫んだ。「マダイだ。マダイだ。」よく見るとその魚体は、ピンク色の美しい鯛系の形をしていた。ueno氏にタモを入れてもらってまざまざと上がってきた魚を見つめた。

ハリス1.5号、グレバリ3号が鮮やかにマダイののど奥にかかっていた。よくあがたものだ。47センチの良型であった。タフロンZよありがとう。その後、同じパターンで36センチのアジをゲットし納竿となった。この日は、中のハエで10枚釣った人以外は、沖磯ほぼ全滅状態。その中で、4枚のメジナを釣ったueno氏と3枚目の3目釣りの私はよかったほうであった。船長のダークホースはやはり正しかったのである。


47センチのマダイゲット


3目釣り  アジ・マダイ・クロ


北浦のマダイの食味は絶品でした

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