3/1 2年連続のおみあげゲット作戦 北浦

毎年3月の第1月曜日は私にとって夢の平日釣行日である。この時期だから当然草垣群島へと思いを馳せていた。ところが、またもや春の嵐により離島行きを断念。北浦のあゆ丸にрキると、「湾内でも良かったらどうぞ。」だった。北よりの風が1日中吹きあれる3月1日。南西諸島、鹿児島、宮崎とも波の高さ2.5m。牛深がかろうじて2メートルの予報。ただでさえ食い渋っているこの時期に強風と大波では、たとえ沖磯に乗れたとしても2連続ボーズが見えていた。

そこで、今回は沖磯を断念し、安全な北浦の湾内でのんびりと竿を出そうかなと考えたのだ。「アジが結構釣れるよ。」の菊地船長の言葉で家族が喜ぶアジねらいへと変更することに。午前1時45分に人吉を出発。午前5時半に北浦古江港に到着。何と客は私ひとり。「今日は、湾内やね。」と菊地船長が登場。この船長は本当に親切だ。3000円の収入のために1日付き合ってくれると言うのだ。だったら来るなよという意見もあるが、平日に釣りができるという贅沢はそうあることではないので、つい甘えてしまうのだ。「別に気にせんでいいよ。」やさしい菊地船長は言葉をかける。

港の一番奥に船を止めてるというのに風で船がゆらゆら揺れている。この分じゃ絶対沖磯は出ないな。午前6時、港を出ると風の強さは半端ではなかった。「北の風やけん、南側に行くね。」船は島の浦の南側に向かって進んでいった。途中、去年の3月3日に春二番で無念の湾内釣りをした場所が見えた。そこもこの風では竿が出せそうもない。船は、ゆっくりと南へ進むとなんと港らしきところまできた。

えっ、島の浦って無人島かと思っとった。港もあるし、人家もあるようだ。菊地船長は、私をテトラの近くの無名磯に乗せた。「極力遠投ね。あの赤灯台に向かって投げるといいよ。タナは浅かったよ。2ヒロとかいいよったね。」またまた親切なアドバイス。早速、仕掛けづくりに。しかし、この風何とかしてくれよ。風裏に乗った筈なのに、時折突風を伴った風速10メートルはあろうかと言う強風がこの哀れな釣り人を痛めつけた。釣研全遊動ななめウキ0号をとばしウキにして、釣研グレハリスウキG2を2ヒロ固定にして釣り始めた。程なく当たりが来た。この引きはア


島の浦港近くの無名瀬

ジだな。朝からアジの入れ食いとなった。6匹釣ったところでアジの当たりが止まった。何せ風が強くて道糸の修正が非常にやりにくい。アジの当たりがなくなるとコッパメジナが食い出した。君じゃなくて、君のお父さんやお母さんはどうしたのかねと優しく言いながら、しっかり23センチ以上はキープしてしまった。これも釣り氏の性であろう。楽しいはずの釣りが強風のため我慢大会になってしまった。よせばいいのに釣れないのに5時まで粘ってしまった。結局、アジ、クロ12枚で納竿。お疲れ様。2年連続の湾内釣りはこれにておしまい。




お土産ゲットアジ6枚クロ6枚

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