7/28 やっぱり私は○物釣り師 硫黄島

いよいよ待望の夏休みがやってきた。こどもたちにとっては待ちに待った休みだが、大人にとっては正に耐乏の夏休みがやってくる。「どこか連れてって」「何か買って」攻撃。お盆の帰省も中々大変だし。テレビやゲーム三昧の生活を見かねて子どもを叱る毎日。ああ早く2学期が始まらないかな。そんな声が聞こえてきそうだ。

しかし、そんな中でもこの夏を待ちわびていた大人がいる。ご存じ夜釣り師である。彼らは、夏になると突然夜行性になり、九州各地でカゴを投げ、おもりを落としたりしながら釣りを楽しむ。なぜ夜に釣りをするのか。それは、一つは昼は暑くてやってられないからで、もう一つは、昼にはめったにお目にかかれないような大物に出会うチャンスが大であるという点だろう。

ところが、私は夜釣り師であるにも関わらず、夏の時期に大きな魚に出会ったことがない。大物をねらっているのだが、ことごとく小物しか釣れないという腕の持ち主なのだ。そこで、そんな自分にさよならすべく、今回も懲りもせず離島遠征を計画。離島といってもいつもの硫黄島だが、7月28日からの夜釣りなら何とかできそうだ。

28日は、午前中まで水泳部の練習。翌29日は、午後に陸上部の記録会のテント運びの仕事が待っている。必然的に、28日からの夜釣りしかない。しかも離島なら、枕崎港から高速船で90分の硫黄島しかあり得ない。ということで、黒潮丸にпB午後3時集合で商談成立だ。


桜島に見送られながら枕崎港へ

uenoさんは、特殊学級のキャンプがあっていけない。そして、八代在住のK氏は中体連に行かなければならないそうで、今回は一人での釣行となる。でも、私は、一人でも釣りを楽しめる人だから大丈夫。問題はいつものように天気だが、梅雨が明け、台風5号が去った後は、予報は見事な晴れマークで、夜釣りの好条件であるべた凪になりそうだ。

水泳部の練習を午前11時半に切り上げ、12時には職場を出発。色々準備して人吉を出発したのが午前12時30分だった。見渡す限り見事な青天井。天候の心配をせずに釣りができるというのはうれしいものだ。九州自動車道を南下して、指宿スカイラインにはいると急な山道だ。しばらく走ると左手に錦江湾と桜島が見える。見事な展望だ。今日も美しい錦江湾。あまりの美しさに、中国の大河という意味の「江」に美しいという意味の「錦」が一緒になり名付けられた湾。南に開けた湾を出ると黒潮が洗う外海が待っている。黒潮に向かって南へ下ると今回の釣行先の硫黄島だ。まるで私の遠征を見送るように桜島はたたずんでいる。おっといけねえ。脇見運転にはご用心。はやる気持ちを抑えつつ川辺ICで降り、国道をさらに南下すると枕崎だ。


シブならいくらでも釣れるよとポーターのおじさん

午後3時集合のところを30分前に到着。スーパーで飲み物や食料を買い、港へ3時10分前に到着した。平日ということで客の少なさを期待していたが、何と13名ほどの釣り師が集まっていた。自分も人のこと言えないが平日にも関わらず釣りに来るとはみんないったいどんな仕事をしているのだろう。その中で気になる2人組のおじさんを見つけた。船釣りの客だ。「(ポーターのおじさんに)釣れるかと聞いてみたら、シブならいくらでも釣れるだってさ。そんなにうまくいくわけないよね。」楽しそうな2人組だ。川内から来られたそうだ。会社役員の方だろう。携帯で仕事の話をつけておられた。「今日は、市来の方の仕事で戻れないよ。後は宜しく頼む。」おかしいなあ。本当は「今日は硫黄島の夜釣りでそれどころではないよ」ではないだろうか。そんなことを考えながら、船釣りについていろいろ教えてもらった。
黒潮丸は、瀬渡しだけでなく船釣りもやっているそうだが、「天秤しかけですか」と聞いてみたが、その2人組は、「いいや、磯釣りと同じだよ。20メートルくらいの水深のところにおもりを落として流していくんだよ。」という、我々と同じブッコミ釣りだそうだ。なるほど、磯釣りと同じ釣り方で釣らせるんだなと理解した。「我々はもうきついんでねえ。磯釣りより船釣りの方がいいんですよ。」
こうやって、仲良くなった我々はいろんな釣り談義を行った。船のキャビン内でも一緒になった。「この前は、海星丸で口永良部にいったんだが、魚を掛けたら竿が立たなくなったよ。200号の竿がおれたからね。」ところが、この2人はその喰ってきた大物をしとめたというのだ。「てっきりアラだと思って、必死で引き上げたら、とんでもない魚だったから、ずっこけたよ。」200号の竿を犠牲にして釣り上げたのは、何と32kg、180cmを越える巨大ウツボだったそうだ。海星丸の船長がもって帰るといったので、ふねに係留して何とか船内に引き上げたとのこと。得体の知れない大物がいるその口永良部にいつかは行ってみたいものだ。


平瀬には誰が? 協議中

面白いウツボの話を聞いた私は、早速新島でのカメの入れ食いやエイやウミヘビの話をした。喜んで聞いてくれた。やっぱり釣りという「業」で結ばれた仲間はいいなあ。お互いの健闘を祈りつつ、我々を乗せた黒潮丸は午後3時半に枕崎港を離れた。

キャビン内で横になると、まずチェックするのが海況だ。うねりが小さいので船もあまり揺れない。凪だな。ポイントは選び放題のようだ。しめしめ。外を観察すると、名物のトビウオが見事なアクロバット低空飛行で脂をひいたような海上を滑って楽しんでいる。下り中潮2日目で、満潮が午後9時半で干潮が午前3時ごろ。5時過ぎに渡礁となるので、上げ潮の時間は僅かだから、下げのポイントに乗せてもらうといいなあと考えながらクーラーの効いたキャビン内で横になっているとあっというまにエンジンがスローになった。

釣り師の動きが静から動に変わる瞬間だ。釣り師たちが次々に外に出て行った。私もライフジャケットと磯靴をつけデッキに出た。何というさわやかな青空だろう。心地よい南風が吹いてくる。船は平瀬の前で波に揺られている。なにやらオッさんたちが協議している。みんな平瀬を希望しているらしい。「今日は、だれも希望を言ってないからね。自分たちでじゃんけんするなり決めてください。」と船長。この平瀬の高場はこのところの好釣果で人気ナンバーワンのポイントとなっている。「KAMATAさんは、タジロで良かったよな。」「はいっ、お願いします。」「今日は潮も速いから釣れるよ。」さすが船長、私の心の中を読んでいる。平瀬の釣り師はようやく決まったようだ。2人の釣り師が無事に渡礁。更に1人の釣り師を平瀬低場へと乗せた。


最近人気ナンバーワンの座に? 平瀬高場からの渡礁

いつものように船は反転し、鵜瀬へ向かった。「鵜瀬はいませんか」船長が勧めている。しかし、なぜかこのA級ポイントを選択する者は誰もいなかった。船釣りの人が呟いた。「鵜瀬なのに何で乗らないのかね。」そうりゃそうだが、私は前回乗ったしなあ。この一帯は激流が走ると釣りにならないことがあるので、敬遠されているようだ。みんな鵜瀬をただただ眺めてるだけだった。限りなく透明に近いブルーの海底がおいでおいでと誘っているのだが。

船長はあきらめて東周りの航路をとった。おそらく硫黄島本島の南東側の沖磯「浅瀬」へ向かっているようだ。ここは底物だけでなく青物の1級ポイントでもある。でも、前回の釣行では本来の実力を出し切れずにいたようだが。平瀬への争奪戦に敗れた方だろう。1人のおじさんが浅瀬への渡礁準備にとりかかっていた。ここに乗るくらいなら鵜瀬の方が良さそうなのにねと心の中で呟く。浅瀬という名だが、瀬自体は高く浅いというイメージはない。浅瀬後方には薩摩富士開聞岳に決して引けをとらず美しい硫黄岳がそびえている。今度は、その硫黄岳へ向かって突き進むのだ。その硫黄岳の麓には私のお気に入りの磯「タジロ」が控えている。


かぎりなく透明に近いブルー 鵜瀬の海底

仲良くなった船釣りのおじさんたちに別れを告げ、道具を船首付近へと運んだ。いよいよ渡礁だ。この時間が一番釣り人にとって幸せなひとときだ。ぐんぐん迫っていけばいくほど膨張を続ける硫黄島の山影をバックに黒潮丸は快速にとばし、やがてエンジンをスローにして、かくれた名礁「タジロ瀬」への接岸を開始する。ホースヘッドが柔らかく岩肌をなでた。すばやく磯に移る私。そして、実に慣れた手つきで荷物を渡してくれる口ひげポーターのおじさん。荷物を受け取り渡礁完了。今日はどういうわけだかアドバイスなしだった。「7時前には迎えに来るから準備しとって」そう言い残して、黒潮丸は、西磯へと向かっていった。

時計を見ると午後5時20分。またきてしまったよ。お気に入りのタジロさん。このところ台風や梅雨前線がもたらす南からの風やうねりで釣り人が上がっていないようだった。その証拠に、海水を被っていたことを証明する赤茶色の藻類が本来の釣り座にまで達していた。このタジロでは、右奥のワレ付近の海底で温泉がわき出ているため、白く濁った潮が磯全体を包むことがあるという珍しいポイントだ。人間だけでなく魚も温泉が好きらしく、このタジロには魚が多い。温泉水のおかげで水温が一定に保たれるため、例えば硫黄島全体に冷水塊が入ったとしても、ここだけは急激な水温の変化が食い止められるのだ。だから、魚の種類だけでなく、数も多い。ただ難点は、魚の型が比較的小さいということぐらいだろう。タジロは地磯なので潮が小さいときは潮が動かずに苦戦するが、今日は下り中潮の2日目。潮が動いてくれる可能性が高くチャンスといえる。しかも、このタジロは下げ潮のポイントなのだ。下げ潮の時間帯がほとんどの本日の夜釣り。今回は好条件が揃っている。船長の言うように好釣果はもらったかも。


お魚さんのごはん 食べやすい大きさに切ってあげるよ

相変わらずの楽観主義で、鼻歌交じりにまずは餌のサンマを切る作業から入った。チルド状態だからきれいに切れる。このうちの半分を撒き餌にということで、切ってはつけ餌用に袋に入れ、または、ポイントとなる所へ投げ入れるを繰り返した。15分ほどでこの作業を終え、次は撒き餌用に用意してもらったトロ箱に入った冷凍キビナゴを4分の1くらい刻みながらどかどか撒いた。餌はすべて黒潮丸で用意してもらうのでとても楽だ。

撒き餌は終了。次はタックルの準備にとりかかる。本命のブッコミでは、石鯛竿幻覇王に道糸20号、瀬ズレワイヤー37番、ワイヤーハリスを1m程とり、おもりは水深と潮の速さを予想して25号をチョイスした。集魚用ケミ蛍をワイヤーハリスのハリから30cm上のところに取り付け準備完了。さらに、カゴ釣りのためにブレイゾン遠投5号に6000番のリール、道糸10号ハリス8号で、8号の反転カゴにウキは12号の棒ウキタイプを用意した。

ゆっくりと準備をしていると午後6時40分を回っていた。あわてずに夜の帳が降りるのを待つことにしよう。そして、お魚さんだけお食事じゃあいけないね。釣り人もちゃんとお食事しなくちゃといつもの缶ビール、そうめんセット、豆類のおつまみを取り出すのだった。


釣り人の餌


本日の先発はダイワ幻覇王

夕暮れの中、海の景色を見ながら、そして、魚の夢を思い描きながらとる食事は何とも言えないおいしさだ。特に夏磯で飲む缶ビールは最高だ。言葉にできない。ビールはうまいなあとつぎにそうめんをと手に取ると、ないではないか。割り箸が。前回の時も箸を入れてくれなかった、枕崎のスーパーのレジのおねえさん。今回もお約束の箸入れ忘れだった。おいおい、頼むよ。

さあ、夕食も終わったことだし、いよいよ釣り開始だ。午後7時半になろうとしていたが、まだ、比較的空は明るかった。すぐに日が暮れるさと、餌のサンマを縫い刺しにして、早速足下に第1投。両軸リールのカウンターは15mを示していた。ここは、足下が深くなっていて、やや沖はやや平らな根があり少し浅くなっていると思われる。ポイントといえばまずは足下だろう。置き竿にしてアタリを待つが反応がない。まだ時間が早いし、撒き餌をしたばかりで魚も寄っていないのだろう。そう思い仕掛けを回収しようとしたときだった。いきなり重たくずしりとしたアタリが来た。おっ、幸先いいぞとやりとりを開始。しかし、おかしいぞ。どうもへんな走り方をするぞ。そいつは、魚特有の俊敏な動きではなく、のろのろした動きだ。右に左に、沖に足下に、いろんな方向へと突っ込む始末。この引き方はもしかして。いやな予感がやがて確信に変わるのにそう時間はかからなかった。


底潮動いてないし エイの挨拶

でたあ。力なく声を上げる私。海面から姿を見せたのは5kgは裕に越えるウミガメだったのだ。ここは、以前からウミガメの多いところとは知っていたが、よりによって第1投から喰ってこなくったって。カメさんは必死になって突っ込みを見せている。石鯛竿といえどもこれじゃあ振り上げは不可能と、道糸を切ってさよならしてもらうことにした。おいっ、もうくってくるんじゃあないぞ。そう声を掛けて帰ってもらったのだった。いきなりのカメの挨拶にテンションを下げてしまった私。なぜなら、今までカメを釣って良かった試しはなかったからだ。もうあわてないことにした。暗くなるまで待つことに。

さて午後8時前になるとすっかり夜釣りの状況になった。暗くなるのを合図にブッコミをスタートさせた。午後9時半が満潮なので、上げ潮の時間帯だ。潮は左へと動いているよぅだった。30分が経過、まだ餌は盗られない。おそらく、釣り人がしばらくはいっていないため、魚が寄るのに時間がかかっているのだろう。当たりすらない状況続いた。潮はあまり動いていないようだった。ポイントをいろいろ変えてみるがどうしても当たりらしきものが拾えない。だんだん焦りが出始めた頃、ついに竿先が軽くアタリを知らせてくれた。コンコンと竿先を叩いている。しかし、しばらくすると、動かなくなり、回収すると餌が盗られていた。よしっ、魚がいよいよ集まりだしたな。再びあたりのあった地点へと仕掛けを入れた。今度も当たりだ。しかし、再び餌だけが盗られていた。餌をサンマのやや堅い頭の部分にして投入。これもアタリがあったが、頭の固い部分はほとんどさわられていないようで、柔らかい部分だけ選んで食べられているようだった。どうもまだ水温が上がりきれていないようだ。

一体餌盗りの正体は何だ。さらにイカを試してみるが、これも餌だけが盗られている。だんだんイライラがつのり始めたころ、明らかに本命という道糸の走りでアタリを知らせてくれた。竿をたててやりとりを始めた。よしっ、亀以来初めての本命らしき獲物にワクワクしながら浮かせにかかると、どうも引きがおかしい。これも重々しく精彩を欠く引きだ。まともな魚ではなさそうだ。案の定上がってきたのは、エイだった。がっくり。こいつが釣れるということは、底潮がいってないということかしらん。昼間の期待とは正反対に期待はずれの応答が返ってくる。上げ潮はやっぱり無理なのかなあと気を抜いたその時、ジジーーと道糸が勢いよく飛び出していった。不意をつかれた私は、少し戸惑ったものの竿を立て応戦。どうやらハリ掛かりしたようだ。始めの引きは力強かったが、わりとあっさり浮いた。振りあげると予想通り本日のシブダイ第1号。600gほどの小振りだが本命は本命と、ボウズを逃れ肩の力が抜けた。小さくガッツポーズをして時計に目をやると、午後9時20分を回っていた。


満潮前の午後9時半前 ようやくの第1号にホッ

始めは苦戦したが、1匹出ると本当に気が楽になる。不思議なもので自分の釣りに自信が生まれてきた。続いて2匹目をゲット。500gのシブだった。底潮がどうも動き出したらしい。でも、無情にも満潮の潮止まりを迎え、釣り人も休憩に入った。せっかく喰いだしたのにね。

満潮から下げに入るはずだが、どうも一向に潮が走る気配がない。相変わらずアタリはあるものの食い込みには至らず、餌だけが盗られる時間帯が続いた。たまにアタリがあって釣り上げると、ウツボだったり、カゴ釣りに、あるいは、フカセにきりかえて釣るとこれがイスズミだったりで、本命の下げ潮に入ったにもかかわらず魚を掛けきれずにいた。状況が変わらないと集中力がとぎれがちになり、眠気が襲ってきた。ここは下げ潮のポイントじゃあなかったのかいと、いらだちながらもまぶたは更に重くなっていった。そして、午後も11時を過ぎた頃、そいつはやってきた。

いつものように、ブッコミ仕掛けを入れていると弱いアタリがあった。どうせ、小物だろうと試しに合わせてみるとビユーンとそいつは走った。こりゃいかん。完全に先手をとられてしまった。しかし、何とか竿を立てることに成功。よしっ、と力を入れるが、とんでもない引力が竿を襲い、のされようとしていた。こいつは太いぞ、何とか竿を立てなければやられる。最初の疾走を止められたそいつは、今度は横に走り始めた。ワイヤーハリスについているケミ蛍がものすごいスピードで横走りしているのだ。


下げ潮になって当たってきた怪物 ワイヤーハリスぶち切られ

くそっ、絶対とるぞと、何とか立て直しを図ろうというところで、石鯛竿は緊張の放物線から解放されることになった。おかしいな。瀬ズレはあり得ないはずだがと仕掛けを回収してみると、なんと、ワイヤーハリスのハリのチモトのところがぶち切られているのだった。残念バラシ。きっと青物だろう。デカバンを盗るチャンスだったのに残念。下げ潮でチャンスはこのアタリだけで、後はやはり勝負にならない時間帯が続いた。そして、本命の下げ潮の時間帯だったにも関わらず眠気には勝てず、午前1時頃にはついつい横になってついでに眠ってしまったのだった。

どれくらい時間が経っただろう。ごそごそと起き出すと、すでに午前2時過ぎだった。あれっ。やばい。干潮が3時頃だから、下げ潮が終わるまでには、釣ってしまわなくちゃ。何とか眠気をふりきって、竿を出していると、復活の1投目からアタリが。振りあげた魚はやはり小さな500gのシブ。よしっ、これで3枚目。サイズはともかく釣らなくっちゃ。第2投これもあたりで、釣り上げると手のひらサイズのシブだった。これは海へお帰り願った。第3投でもあたり、これも本命シブ。こうして、干潮の潮止まりが来るまでに、4枚のシブと、リリースサイズのシブを5,6枚釣ったところでアタリが遠のいた。


午前3時から入れ食い? でもリリース多数

干潮潮止まりの後、上げ潮が動き出した。しかし、釣れてくるのは、シブのあかちゃんのみ。当たりをとらえきれないことから、手持ちに変えながらアタリを探っていると、ついに本日2番目のビッグなアタリが来た。よっしゃあ、ついに良型をとらえたぞ。その魚は結構ひいている。50はありそうな良型だ。この時間はすでに夜明け前だったのでほぼ最後のチャンスなのだ。最後に逆転でいい型を釣るなんて最高だなあとやりとりをしていると、おかしいぞ振りあげたときに魚体が思いの外白かった。おいおいもしかして。ライトを当てると、そこには50cm近いイスズミが横たわっていた。がっくり、いきなりテンションが下がるのが分かった。


夜明け前 ついに良型が よっしゃあ しかし し し し白い

この白いお客さんは終われという合図だと察し、まだ、できそうだったが、夜がもう明け始めていたので、納竿とした。ああ、やっぱり私は小物釣り師なんだなあと改めて思うのだった。


ありがとう タジロ 根掛かりゼロがうれしい


浅瀬は惨敗 最近調子悪い?


本日の釣果 さすが小物釣り師 小シブ6枚

本日は、平瀬で20枚釣れ、船釣りのかたもシブを10枚くらいと、アカジョウと釣られていた。また、西側の地磯でもアカハタ、シブなどがよく釣れていたとのこと。ポイントによってはあまり釣れなかった所もあったようだ。

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