2/25 大記録再び 中甑 鹿島

私にとってのGW2日目、25日(月)がうまい具合に釣りができる天候になった。第1日目の22日は、南九州では雨模様だったが、大分の船釣りだったので関アジが順調に釣れた。そして、今回の2日目は甑島の鹿島でのクロ釣り。師匠uenoさんとの釣行だ。22日のあと、23、24と海は時化で出船できず。25日は出るという最高の展開になった。しかも、このところ鹿島はクロが釣れている。21日は、鳥の巣、ダンガイカド、池屋カベなどでクロが入れ食い。そして、鹿島随一の尾長釣り場「灯台下」では62cmの尾長が仕留められている。当然この釣りをコーディネートしてくれたuenoさんの鼻息も荒い。

「もう3週間前から予約しとったけんなあ。いいところにのらるっどお。ばってん、灯台下にはのられんごたる。」前回の瀬々野浦で7,8枚クロを釣り3連続惨敗を免れたものの、不調の今シーズンをこの鹿島でのクロ釣りで何としても挽回したいとuenoさんはいつになく燃えていた。uenoさんも特別支援学級の合同学習発表会が日曜日にあり、その代休措置としてよく月曜日が休みになる。偶然にも私と休みが一致したのだった。「4時出航と言うとるから、1時半集合な。」

前日から、餌をニシムタで買っておき、自宅に帰ってたまった仕事を片付けていると、うとうとしだしいつの間にか眠ってしまったようだ。夢の中で携帯電話が鳴った。えっ、はっとはねおきて、電話に出るとuenoさんだった。「今来よるとな。」時計を見ると何と午前1時42分を指しているではありませんか。やばい!寝過ごした。さらによくないことに釣りの準備を全くしていなかったのだった。こんな失態は初めてだ。急いで、釣り道具をそろえた。串木野港までどう考えても2時間は見ておかなくてはならない。もう、少しくらい何か道具を忘れててもしかたがない。意を決して、自宅を出発。ueno宅に着いたのが、午前2時過ぎだった。


平日にもかかわらず 集まった磯師たち

今まで時間には正確だった自分のこの失態を、「カマタさんにしては珍しかな。」と許してくれたuenoさん。午前2時過ぎに人吉ICから九州自動車道を南へ下る。南九州自動車道に入り、串木野港についたのが、午前3時45分。よかった。何とか間に合った。海上保安庁の船が停泊している反対側の岸壁が誠芳丸の船付き場だ。平日にもかかわらず、甑島でのクロ釣りの夢とロマンを胸に抱いた磯師が多く群がっている。すでに磯バッグ、竿ケース、クーラー、バッカンなど磯師4点セットが所狭しと出航を待ちわびている。我々も急いで戦闘服に着替え、荷物を船付き場の近くまで運んだ。

やがて5分後に、きらめくサーチライトを伴った鹿島随一の渡船「誠芳丸」がゆっくりと岸壁に近づいてくる。暗黒の岸壁が、かがやくスポットライトを浴びた夢ステージへと変わる。中甑鹿島へには、主に4つの渡船がある。ハーバーワン、昴エクスプレス、第五親和丸、そして、誠芳丸の4ハイだ。その中で、誠芳丸は鹿島の中でも特に西磯の北エリアをカバーしているようだ。2003年7月の夜釣りでお世話になって以来、鹿島行きは誠芳丸と決めている。N船長の人柄と誠心誠意釣り人の思いを汲み取ってくれる営業スタイルは、多くの釣り師を集めている。本格シーズンには、釣り大会が入ったり、遠方からのアングラーも多い。だから、予約を取るのが大変だった。そのため、最近、船を新しくして多くの釣り人が利用できるようにした。

船が着けられると、釣り師の動きがにわかに速くなる。最近板についてきた新人ポーターのお兄さんの指示で荷物が次々に積み込まれていく。荷物を積み終わったところでキャビン入り口へと進む。気の早い釣り師たちが、早くも横になっていた。「奥に詰めてください。」船長が指示を与える。今日も土日並の客が乗っている模様。ライトが消され、午前4時過ぎ、漆黒の海を誠芳丸はひた走った。仕事の疲れからすぐに深い眠りに落ちて、気づいたときにはエンジンがスローになっていた。下の段に寝ていた釣り師がはねおきてデッキへ出て行く。その動きに呼応するようにuenoさんが、外に出て行く。硫黄島の時は、いつもゆっくり仕度をするのに。uenoさんは今回の釣りに並々ならぬ意気込みを見せていた。

私もつられて外に出た。月夜の中潮のためまわりの状況がよくわかる。最初の渡礁が始まる。蘭無田の水道の磯からの渡礁のようだ。そして、しばらく走るとこのところよく釣れている鳥の巣に船は近づく。一人の磯釣り師を乗せて船長がマイクでアナウンス。「1ヒロ半くらいだったそうですよ。この前は17枚釣れました。」やはり鳥の巣は好調だったようだ。でも、「17枚釣れました」は結構プレッシャーがきついね。苦笑しながら次なる磯を目指した。つぎは、予定どおりなら、鹿島では最高の尾長ポイントで誰もが乗ってみたい「灯台下」に行くはず。

船はゆっくり反転しながら南へ下った。そして、しばらく走ってエンジンをスローに。サーチライトを当てた場所は紛れもなく灯台下だった。「高い方に3人、低い方に3人乗ってください。」幸運な釣り師たちが次々に渡礁していく。昔、11月に乗ったときにはuenoさんと二人で独占できたこの磯も、本格シーズンの今日は6人の大所帯だ。6人で乗ってもあまりあるお金で変えない価値がある灯台下。「よかなあ。uenoさんがうらやましそうに見つめている。」昨年いい思いをしているuenoさんは、この磯がたいそうお気に入りである。

朝マズメに勝負をかけるuenoさん
さて、船は再び反転し次なる磯を目指した。今回はいったいどんな磯に乗せられるのであろう。期待と不安が交錯する。ところが、今回は意外にも早く声がかかった。「○○さん。それから、uenoさん」切り立った崖にような場所に近づく。断崖と呼ばれる磯に乗せられるらしい。ダンガイに一人の釣り師を乗せた後、今度は我々の番。やはり恐ろしく切り立った断崖に船は近づく。「前に出てください。」というポーターさんの合図で船首に出る。磯壁に縞模様がくっきりと見える。平らなところがあるとは思えない垂直な磯壁に船は着けた。来た!一気に磯に乗り込む二人。磯壁にわずかに平らなところを見つけそこに足をかけ上の段にあったもっと広い平らな場所にまで上がる。uenoさんと二人して荷物を受け取り、船長のアドバイスを待った。

「そこの左をねらってください。右でも釣れます。」そう言い残して誠芳丸は漆黒の海に消えていった。現在好調を続ける鹿島で乗せられた磯は、奥ダンガイだった。船長が左というところは丁度ワレになっており、おそらくここにサラシができたり、餌がたまったりするのであろう。さあ、撒き餌の調合と仕掛け作りだと思いきや、ないない。あちゃー、やっぱりあわてていたから、忘れ物が。キャップライトを忘れてしまった。uenoさんが貸してくれて事なきをえたが、準備を怠らないことを教訓として憶えておかなければならない。

撒き餌の調合を終えると仕掛け作りだ。竿は玉網を使わなくても済むようにがま磯アテンダー2−53。リールは、雑魚1号さんからもらったダイワトーナメントISOに道糸3号のスプールをかぶせた。ハリスは、サンラインブラックストリーム2.75号、ハリはヤイバのグレ6号をチョイス。薄暗い中、海の様子を観察しながら今日の海の状況をイメージしてみる。サラシもなくうねりも入っていないべた凪である。時期的なこともあり、おそらくそれほど浅いタナでは喰わないだろう。ということでプロ山元ウキG2のSサイズを選択し、2ヒロ半の半遊動から始めることにした。

「どっちにするね。」uenoさんが釣り座の位置を聞いてきた。ってもうバッカンを本命場所に置いてるやん。「どうぞ。」「よかな。ならおいはここでする。」uenoさんが選んだ釣り座は、船長が最初にアドバイスしてくれた足下にワレがあるポイントだ。今、潮はゆるく右沖に流れているので、あわせの角度的にもベストの釣り座と思う。私は、船長が本命のつぎにアドバイスしてくれた右側の一段低くなった場所から竿を出すことにした。uenoさんの本命場所より広範囲にねらえる。ここにバッカンを置いた。

午前7時を過ぎたところで、朝日が薄い雲を突き抜けわずかな光を地上に届けてくれるようになった。ウキが視認できるようになり、いつものようにせっかちなuenoさんが撒き餌もそこそこに釣りを開始した。「相変わらず、うちの師匠はせっかちなんだから。」私はしばらく撒き餌を打って海を見てみる。30分ぐらい続けてみるが、何にも見えない。エサトリ1匹もいない状況。私もしびれを切らして第1投。足下にしかけを入れた。すると、引かれ潮にのって仕掛けは沖へ沖へと流れていく。しかけを回収すると、餌は盗られていない。餌をつけ直して第2投。この潮では、瀬際釣りは難しいと潮に乗せていくことにした。すると、ゆらゆらとわずかなウキの揺れとともに、ゆっくりともどかしいスピードで沈んでいく。第2投からアタリかと思いきや、30cmほどシモるが、それ以上消し込む気配がない。仕掛けをゆっくり回収すると、オキアミの頭の部分だけかじられている。

早くも第1号 ホッとするuenoさん
何かが餌をさわったようだ。って、この時期でこの場所ならクロ以外あり得ないじゃないの。こんどはオキアミの頭をとってハリにつけ第3投。しかし、魚からの応答はさっきと同じ、30cmのボーダーを超えられない。試しにあわせてみるが、当然のごとくスバリだ。餌をチャックすると、オキアミの体を少しかじった跡がある。魚はいる。魚はいるぞ。でも、ここの魚はかなり学習しているようだ。さあ、後はそれをどう喰わせるかだ。心拍数が上昇し、アドレナリンが体全体に行きわたっていくのがわかる。それを5,6回繰り返した後、食い込みが悪い原因は仕掛けであると考えた。

G2の半遊動から、0より軽い0Cのウキをとりだし全遊動とした。しかし、結果は同じでどうしても喰わせられない。今度はハリスを2.5号に落とした。その仕掛け作りの最中に事件は起こった。殺気を感じて左に視線を向けると、何とuenoさんが魚とやりとりしているではありませんか。完全に浮かせてしまったその魚は30cmを少しこえたクロだった。「やったね、uenoさん。おめでとう。」と声をかける。慎重に玉網で掬うところがuenoさんの今回の意気込みを感じる。聞いてみると、竿1本くらいで喰ってきたという。仕掛けは、00のウキにより全遊動だそうだ。釣った人に学べという格言どおり、ウキも0Cから00に変えることにした。uenoさんによると、アタリは小さくゆっくりシモっていくのをじっと我慢して、ウキが見えなくなるまで待つ。すると、向こうからドンと道糸をひったくったそうだ。

なるほど、今日のヒットパターンは、去年の手打といっしょだな。水温が下がった時の喰い渋りのアタリのパターンだ。しかし、問題が1つある。uenoさんの釣り座との違いだ。あちらは、潮の流れが仕掛けを一直線にする向きだが、こちらは、引かれていくような流し方になるので、角度的に不利な位置にある。それでも喰わせられないことはないと思うのだが。uenoさんが再び30cmオーバーを喰わせて釣り上げると、この疑念はますます強くなった。

勝負ウキが回収できたバイ

そのうち潮は変わってしまい、全く正反対に左に流れるようになった。その潮の変わり際に、師匠は再び魚をかけた。浮かせた魚は40オーバー。これで3対0。トーナメントなら惨敗である。潮はさらに変化し、強烈なアタリ潮となった。uenoさんは、手前に仕掛けが戻り、勝負ウキを沈み瀬に引っかけてしまった。何とか勝負ウキの回収に成功するが、これを契機にuenoさんは、この本命釣り座に見切りをつけ、左の一段上の釣り座に移動攻撃に出た。私の方もあわせる角度からいってもよくない潮だ。できるだけ右から仕掛けを流したいところだが、どうしてもワレの手前にある瀬のでっぱりに引っかかってしまう。こまった。こまった。でも、この潮もいつかは変わるだろうと。それまで仕事はしておかなくちゃと撒き餌を切らさないようにして釣りを続けた。魚がいるのはわかっているのに、喰わせられない。これほど磯釣り師にとってくやしいことはないのだ。


奥ダンガイの釣り座



見事な自然の造形作品 まるで地蔵さんのよう


ここで粘ってくださ〜い 


朝方の2時間以外はすべて強烈なアタリ潮

しばらくすると、誠芳丸が状況をみにやってきた。心は強く瀬変わりに動いていたが、すでに3匹のクロを手にしているuenoさんにとってはここで粘りたいという思いだろう。「灯台下もまだ釣れてません。ここで粘ってください。」そう言い残すと、つぎの場所の状況を聞きに船は去っていった。誠芳丸のマイクから衝撃の一言が耳にはいてきた。「釣れてる?えっ、10枚?」何ーっ。この喰い渋りで難しいと思われた状況で、となりの裏の磯ダンガイカドでは、10枚釣れているそうな。いてもたってもいられず、裏へ回ると、赤いウエアを身にまとった若手アングラーが勢いのある釣りを展開していた。潮を見ると、いい感じで地寄りのワンド方面ではあるものの流れてる。丁度この場所とダンガイカドとの間に沈み瀬が見える。もしかすると、ここから仕掛けを流せば、魚と巡り会えるかもしれない。意を決してバッカンを取りに行くと、すでにuenoさんがその裏の場所で竿を出していた。さすがuenoさん、シアヌーク殿下のような変わり身の早さ。全く見事だ。私もuenoさんに断りを入れて隣で釣らせてもらうことにした。

仕掛けを流していくと、何となくいい雰囲気の流れ。しかし、魚からの反応は見られない。そうこうしているうちに、ダンガイカドの謎の釣り師が魚をかけた。玉網で掬っている。良型だ。もちろん、クロ。いいなあ。あいらは未だボウズ。しばらく粘ったが、uenoさんはあきらめて撤収。それは、この釣り座には潮の流れはいい感じなのだが、問題点がある。それは、釣り座が異常に高いと言うことである。川内沖堤防よりもはるかに高い、10mくらいはありそうな釣り座だ。よって、どうしても風の影響を受けてしまう。道糸が大きく弧を描き仕掛けが馴染みにくい。それではと、道糸を3号から2号に変えてみる。それでもダメなので、こんどはハリスにガン玉をかませる。馴染みはよくなるが、こんどは魚の食いが落ちる。こういう悪循環で、ここでも魚を食わせられない。私が苦戦している中、ダンガイカドの謎の釣り師は次々に魚を掛けていく。たまらず、元の釣り座に戻った。


ダンガイカドでは順調な釣果なのに
満潮の潮止まりなのか、潮が止まっていた。uenoさんが遅い朝食タイム中。「くわんなあ」とへたりこんでいる。私もメシを食べながら心を落ち着かせることにした。おいおい、未だエサトリ1匹さえ喰わせられないというパーフェクトゲーム試合続行中である。まさか、この好調の鹿島において、とんでもない煮え湯を飲まされることになろうとは。「今日はどこもきびしかっちゃなかと。灯台下もつれとらんていいよったけん。」「でも向こう側の釣り師は結構釣っていましたよ。」「本とな」結構驚くuenoさん。でも、その驚きはすでに3匹のクロを手にしている余裕が感じられた。

メシ喰って釣り再開。ねばりに粘るがどうしても喰わせられない。上げ潮になれば、潮も変わると思っていたが、我々の期待通りには変わらなかった。納竿まで潮は変わることはなかった。「1時半に迎えに来ると言ってたから、もうやめにします。」12時半になったところで残念だが、釣りをやめることにした。「じゃんなあ」とuenoさんもこの5分後に釣りを終了。船が来るのを待った。

餌を海に流した後、空から鳥がやってきた。カラスとトンビがでかい!丸々と太っている。おそらく釣り師のおこぼれをたくさん食べているのであろう。栄養の行き届いた体でオキアミを美味しそうに食べている。感謝しろよー!おれたちのおかげで生きていけるんだからな。カメラを向けても一向に逃げる気配がない。おそらく、これまでの学習で、釣りが終わったら餌が食べられるということがわかるのであろう。トンビの中には、釣りをしている最中に襲ってくるマナー違反の輩もいるらしいから、君たちはお行儀がいいんだね。ほら、喰え喰え。そうして、1時間の昼寝の後、2時前になってようやくやってきた回収の船に乗り込み、この磯を後にした。くやしいことだが、喰わせ切れない自分が悪いから仕方がない。この結果を受け入れよう。

我々の回収の後、となりのダンガイの釣り師が回収されてきた。「どうでしたか」「ダメだったよ。エサトリ1匹釣れんかった。」「私もですよ。」妙にうれしくなり、その釣り人と話し込んでしまった。類は友を呼ぶだ。「1.75号までハリスを落としたんですけど、甑島まで来てこれ以上ハリスを落としてもですねえ。」「私は1.5号まで、ハリは2号まで落としましたよ。それでも喰わなかったからねえ。」こんな会話をしながら、いつの間にか深い眠りについてしまっていた。


2004年以来の大記録を祝福してくれた鳥たち
気がつくと、そこは串木野港内であった。ゆっくりと岸壁に近づき船をつけた。釣り師たちの見事な連係プレーで、荷物や釣り道具はあっという間に港へあげられていく。この船の人気のありようが、釣り師たちのこの連係プレーに表れている。そして、いよいよ本日の釣果のお披露目となった。私は見事なボウズであるため、小さくなってそそくさと車に荷物を運んだ。すると、ウオーッという歓声があがった。声のする方向に行ってみると、今まで見たこともないとんでもなくデカイ魚が横たわっていた。67cm、4.85kgの尾長グレ。12時過ぎに灯台下で仕留められたそうだ。もう一人の釣り師が釣り上げた53cmの尾長が小さく見える。竿2号道糸、ハリス4号、ハリは8号での快挙だった。他にも1.5kgほどのマダイが2枚仕留められていた。さすが灯台下。完全に尾長ねらいだったのだろう。だから見回りの時間帯に釣れてなかったんだね。他にもダンガイカド、池屋カベ、サイヤマなどで好釣果が出ていた。他も2〜5枚くらいは釣れていたようで、おいらのようにボウズは少なかったようだ。

2004年以来の完全ボウズをくらった今回の釣行。はやりレジャーとはいえ、緊張感を持って釣りに臨まなければならないことを改めて考えさせられた。パーフェクトゲームという大記録達成となりはしたが、磯釣りの醍醐味を更に味わわせてくれた甑島に改めて感謝と畏敬の念を持つのであった。



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