8/19 天草の踊り子2008 野釜島

今日は、息子と久しぶりに釣りに出かけた。行き先は、天草の野釜。この時期に必ずと言っていいほど、回遊してくる魚をねらうためだ。その魚の名は、サヨリ。魚にとって最も危険な水域である表層を泳ぎ、人間の生活圏である堤防に近づいては、釣り人を喜ばせてくれる。魚体の美しさもさることながら、その食味は堤防につく魚とは思えないほど美味。その天草の踊り子を釣りに、息子と朝早く自宅を出発。天草野釜港に午前5時過ぎに到着。お世話になったのは、湯島野釜一帯の堤防、磯の瀬渡し、ダゴチン釣りなどを快適にサポートとしてくれる幸福丸。今年の天草の踊り子のご機嫌はどんな感じだろう。

 午前5時半に磯釣り客1組と一緒に出発。このところ九州地方では、南からの湿った空気のおかげで不安定な天候が続いていた。積乱雲が局地的に発生し、いわゆる「ゲリラ雨」を降らせている。今日も予断を許さない状況。空を見上げると今のところ、雲がきれている。天候が悪化する前に、釣らなくちゃ。

 幸福丸は野釜沖の真珠棚に係留されているボートにつけた。西からの風とうねりでボートがかなり揺れ、乗りにくい状況。表層を泳ぐサヨリ釣りには厳しい条件だ。仕掛けを作る間に、息子に撒き餌をさせる。しばらくするといるはいるは、サヨリの大群が。早速釣り始める。始めのうちは、順調に釣れていたが、魚が学習すると掛け合わせが必要となる。これからが面白くなるというところで、息子が「気持ち悪い」「何時まですっと」などとすでにあきらめモードに。うねりで船酔いしたようだ。空を見上げると、西の空の雲行きが怪しい。こりゃ一雨来るな。すぐさま、рナ幸福丸に回収をお願いする。午前9時半、すぐに来てくれた船に乗り込み、港へ帰った。港についた途端、スコールが突然襲ってきた。堤防の釣り人もびしょ濡れになりながら帰路を急いでいる。もう少しでずぶ濡れになるところだった。息子を釣り好きにするという計画は今年も難しかったようだ。

 家に帰って、早速調理だ。本日のメニューは、サヨリの造り、アスパラ巻き揚げ、サヨリの海鮮丼。甘い刺身を口の中でころがしながら、早くも次回の釣りを硫黄島でとイメージトレーニングするのであった。


天候の不安を抱えながら野釜港を出発


突然のゲリラ雨にみまわれ午前9時半撤収

我が家の食材としてはこれで十分


本日の料理 造り・アスパラ巻き・海鮮丼



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