7/31錦江湾の恵みを堪能
太刀魚が食べたくなった。そろそろ太刀魚釣りの季節がやってきた。太刀魚ほど手軽でゲーム性があり、また食べておいしいアフターフィッシングの喜びが味わえる対象魚はいない。例年秋になると熊本県の堤防にもやってきてくれるが、そこまで待てないというのが今回の釣りの目的である。
今回お世話になる絢美丸さん
7月31日長潮、天候は曇り。午後7時55分、今回お世話になる絢美丸は9名の釣り師を乗せ重富港を出港。南寄りの風が心地よく頬をなでて行く。18分ほどでポイントに到着。錦江湾では今日も黒い桜島が見守ってくれている。8時過ぎ餌釣り(キビナゴ)からスタート。しかし、今回の太刀魚は中々難しい。魚はいる気配はするし、アタリもそこそこあるのだが、喰わせきれない。「ルアーでやってみませんか」と船長がワーム(ドジョウ)とルアー竿を貸してくれた。すると、ぽつぽつと太刀魚が釣れ出した。今回のアタリはルアーだったようだ。ずっと、餌釣りをつづけていたら、貧果に終わっていたことだろう。
晩飯は行きの船の中
順調な釣りになったころ、何かが空から降ってきた。えっ、この時期に雪?「ハイだ。ハイ」と誰かが吐き捨てるように叫んでいる。そう桜島からの降灰だ。何もこんな時に。避難する人もいたが、おいらは構わず釣り続けた。こんな時に限って帽子をかぶってきてなかった。自分の髪の毛がごわごわに。船は灰だらけに。桜島の北西部で釣りをしていた我々は南東の風にのってやってきた灰をかぶったということらしい。降灰は30分ほどで終わり、最後の30分でお土産にとアジを7匹釣って納竿。
太刀魚18本、アジ7本。お土産には十分。錦江湾の恵みを体全体で受け止めた今回の釣行。灰の歓迎は受けたが、かすかな硫黄の臭いを感じ、ある場所への憧憬が体の中からよみがえってきた。そうだ。それは硫黄島だ!かえりの船の中でお盆に南海のモンスターに逢う算段をと早くももくろむのであった。
ポイントは錦江湾奥 桜島北西部
まずは電動リールで タナは30mから
餌釣りでスタート
エイリアンのような海のギャング
桜島の恵み 降灰
太刀魚指3本〜4本 18本 アジ20〜25cm7匹
本日の料理
太刀魚フルコース
造り
アジのタタキ
アスパラ巻き
骨せんべい
ムニエル
脂がのって最高!