9/24 柳の下にどじょうはいるか? 一辺島


世間はシルバーウイークだという。9月19日から23日までの5連休を指すそうだ。しかし、連休になる事業所は限られているという。ほとんどの保護者は、「シルバーウイークはありません。夜勤が入っています。」など仕事が入っているそうだ。

 エコノミックアニマルといわれて久しい日本人。学校週五日制が導入されて久しいが、企業特に地方の事業所では、未だに休日は日曜だけだ。労働基準法などのコンプライアンス(法令遵守)が確保されているのは、都市部や大企業の労働者だけだ。法律も経済の論理にはかなうはずもなく、泣き寝入りするしかないのが現状。

 事業者は、労働者の週40時間を超える労働が1月当たり100時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められるときは、労働者の申出を受けて、医師による面接指導を行わなければなりません。(労働安全衛生法)

 こんな法律があることを知っている国民はどれくらいいるのだろうか。おいらは、当然この100時間に当てはまる。いやおいら以上に過酷な労働をしている人はたくさんいる。

 ところが、そんな厳しい労働条件で生きている地方の保護者たちはとてもたくましい。20日に本校の運動会があったが、運動会の準備を元気に競技に参加してくれ、運動会の交流会までともに参加して酒を酌み交わし思い出を語り合う。厳しい仕事の中だからこそ、主催している相手の気持ちがわかるのか。おいらも一緒になって遅くまで保護者と焼酎を酌み交わすのだった。

 これは、実はやけ酒でもあった。運動会を終え気力も充実して臨んだ硫黄島の夜釣りは「kamataさん、鹿児島から硫黄島までで流木が漂流していて、よけながら行ったとしても7時間はかかります。来週にしませんか。」という黒潮丸の船長の電話で敢え無く欠航になったからだ。この日を目標に頑張ってきたのに。

 だが、肩を落としてばかりはいられない。せっかくの休みだからと考えられる釣行先は一つしかなかった。丁度1週間前いい思いをさせてもらった一辺島だ。前回は、良潮が流れ、魚の活性も高かった。あの調子で行けば、今回はもっと大釣りができるのではないか。やなぎの下にドジョウは果たしているのか。これが、今回のおいらの釣りの目的だった。 

 9月24日(木)、下り中潮4日目。鹿児島の満潮が午前10時半。あげ潮が中心でその後の下げ潮でいかに喰わせるかがポイントのようだ。 あげ潮を期待したものの、潮はこの前のいい感じではなく、手前に当たってきていた。

 その後もアタリはなく、時間だけが過ぎて行った。9時過ぎに、40クラスのチヌをゲット。潮がわずかに動いた瞬間に喰ってきた。お土産ができたので、ほっとするが、その後もこの前のような頻繁な当たりはなく、時間だけが過ぎて行った。下げになれば、状況は変わると思ったが、逆に活性が落ち、敢え無くジエンド。柳の下にドジョウはいるかと思ったが、1匹しかいなかったようだ。



たった一人の釣り客のために すんまそんあつ丸さん



ようやく釣れた価値ある一尾


やっぱり いたか最強の餌取り木端グロ



イノコ(コトヒキ)はリリース



柳の下にどじょうはいなかった(TΛT)


TOP BACK