8/19,20 ブルゾンイカ釣り 牛深沖



熊本県牛深沖

昨年の8月以来の赤イカ釣りに出撃しました。


誘っていただいたのは、元某Q大の先生だったCさん、


それに、昨年もお世話になったY社長。



そして、Cさんが誘って来られたイカ釣り初心者のY川さんの4人の布陣。


今回、イカ釣りといえば真っ先に思い出す名物のイカの沖漬けを作りたくて、

ちゃんと事前に作って行きましたよ~~^^ 自家製沖漬けのタレ。


日本酒1 醤油1 みりん0.5 黒砂糖少々 鷹の爪3つ
でした^^



ヤマツリ宇土店に集合して、いざ牛深を目指して出発。

今日も暑い日でした。


着きました。 牛深の某港。


お世話になるのは、光丸さん。


船長は、剛毅木訥の言葉を彷彿させる方だ。


午後6時前に出港。


沖を目指します。


15分ほどして、


ポイントに到着しました。


上り中潮2日目。 べた凪です。


準備に余念がないY社長。


午後6時ごろにポイントに到着。


6時半ごろから釣り始めました。


まだ、明るいから釣れないよね。


こんなことを言っていると

最初に喰いついてくれたのは、おいらの仕掛けでした。


早速、沖漬けのタレにダイブしていただきました。


去年も明るいうちから釣れたよね。これからの展開に全く心配がありませんでした。


ところが、




夜のとばりが下りて、いよいよ本格的に始動と思いきや。



待てど暮らせど


あたりは全くなく。


4人とも頭を抱えていました。


しばらくすると、船長が釣りに参戦し、どんどん釣り上げていきます。


なんだ、いるじゃん。


心配していましたが、少しずつアタリが出始めぽつぽつ釣れ始めました。



さあ、これから入れ食いだと思いきや。



再び沈黙が訪れます。



シーンという海。


夜釣りに入ってしばらくすると、ほかの遊漁船が近づいてきました。


「どうね」


「あんまり釣れん。」


「こっちは、スダだよ」


向こうの渡船は、今のところ坊主らしい。


その船は、状況を確認して安心したのか元のポイントへ戻っていきました。



しばらくすると、釣れない理由がわかってしまいました。




プシューッ プシューッ


この水面に浮いて空気を吸う音は、もしかして・・・


そうです。イルカさんです。


このタイミングでのイルカウオッチングは、はっきり言って迷惑です。


闇夜なのでイルカウオッチングも成立しません。


こまった、こまった、コマドリ姉妹


こんな親父ギャグを飛ばしていると、


いつのまにか、イルカさんは去って行ってくれました。


しかし、イカの喰いは戻りません。


どうしたものかと考えていると、

船長が相変わらず、イカをぽつぽつ釣っています。

みんな首をかしげています。

イカ釣りのベテランもいるというのに、そっちは釣れなくて、どうして船長だけが・・・。


船長の仕掛けは、イカスッテが5つくらいついたもので、あと違うとすれば竿ではなく、手釣りだということです。

また、枝スの長さもそれほど長くないようです。

私の仕掛けは、幹糸14号、枝スの間隔は2m。枝スの長さは40~50cm。おもりは100号。スッテは4号を付けています。


ううむ、やっぱり8本枝スの仕掛けじゃだめかな。ちょうどお祭りしてしまったことをきっかけに、市販の6本仕掛け(枝スの長さ短め)にスイッチしました。


しばらくすると、隣で釣っていたY社長が思わず声を上げました。


右手には、4人のメンバーでは久しぶりに釣れたイカがぶら下がっていました。


「kamataさん、分かった。竿で釣るんじゃなくて、手釣りがいいよ。」


えっ、そうなの。その時はまだ半信半疑でした。


そして、もう1杯釣れたところで、Y社長は自分の考えが確信に変わったようでした。

「kamataさん、これを使って釣ってみて」

Y社長が手にしたのは、イカメタル用の30号クラスの自重のスッテでした。


社長は、船長の釣りをじっくりと観察して、手釣りに釣果のヒントがあるという仮説を立て、その検証に成功したのです。


早速、それを装着し、6本仕掛けで竿は使わずに、やってみました。


すると、おいらの仕掛けにもイカがアタックしてくれるのがわかりました。


そして、ぽつぽつ釣れるようになりました。


釣れました。


れから、入れ食いになると思いきや。この期待の時合いもあっけなく終わってしましました。


夜中の0時を迎えました。


この時点においらが7杯。


社長は20杯くらい?


そして、大ベテランで常に人の2倍は釣っておられる名人のCさんが5杯という結果です。


一体どうなっているの? みんな首をかしげるばかりです。


12時を過ぎたら釣れるよ。昨日もそこから入れ食いやったが。でも、月が出始める3時くらいまでやけんど」


船長が、気を使ってこんなことを言ってくれました。


ああ、今日は、ついてないな。


ため息が出始めるとともに、睡魔が襲ってきました。

ぼんやりと、船長の動きを見ていると、

イカ釣りの基本である、しゃくりや誘いをあまりやっていないことに気が付きました。

ひどい時は、「あれっ、もう喰っとる」

仕掛けを船にくびりつけているのに、その仕掛けにイカが喰いついてくるのです。

おいらが、一生懸命釣っているのに、なぜだ!

その時です。ある曲が頭の中を巡りだしました。

ダーティ・ワーク

あのブルゾンちえみのネタの時に流れているあの曲です。

そして、あの決め台詞が。



「待つの」


そうか、待つんだ。

いかにアピールばかりせずに、仕掛けを入れて向こうから喰ってくるのを待つんだ。


ちょっと違和感があれば、すぐに合わせていた今までの動きを反省。


すぐに、結果がでました。



ようやく12時半すぐから、ぽつぽつイカが当たりだした。

ようやく、楽しい時間がやってきました。


2時ごろまで、ぽつぽつ釣れていました。

これから昨日と同じように入れ食いになるかと思いきや、その後沈黙を迎え

あっさりと夜が明けてしまいました。


ほかの3人の釣り人は、朝日が出る前に泳がせ釣りを楽しんでいました。

仕掛けを入れると、必ず喰いつきます。真鯛に鰤。

その百発百中の確立に驚きました。


結局、おいらが24杯でした。ほかの2人は約40杯。大ベテランのCさんがまさかの20杯足らずでした。


しかし、なぜか去年60杯釣れた釣りよりもはるかに面白かったです。


おいらの釣りは、プロではないんだから、釣りという業をいかに面白くするか、それは自分だけにゆだねられているんだよね。

釣れないからと言って、ただがっかりするだけでは、おいらもうとっくに釣りやめているよ。

釣れても釣れなくても楽しい。楽しさは自分で作りだす。

だから続くんだよね。


良くも悪くも自分の考え方が問題なのかも。


そんな釣り仲間と、今回も楽しい釣りができたことに、

大きな喜びをもって牛深を後にしました。

絶対、また、来年ここにきて赤いか釣りたいな。


そして、今度こそ最初から実行するんだ。


そう、「待つの」を。


 

 

 



まだまだ暑い8月の午後






午後6時前いざイカ釣りに出発です





べた凪の牛深沖をひた走ります







ポイントに到着しました



さあ イカ釣りの準備万端



船中第1号の釣果



少しずつ釣れ始めましたが


なかなか入れ食いとまではいきません


今日は活性が悪すぎます


忠太郎さん 奮闘中



Y社長も苦戦中





ようやくトリプルが



威力を発揮したブルゾン仕掛け



夜が明け始めました




百発百中だったイカの泳がせ釣り



朝日が出ると この釣りは終了です



牛深の海よ ありがとう


ありがとう 光丸さん


今回の釣果



イカの沖漬けも いい感じです


イカのキムチ炒め



イカの沖漬け




























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