12/29 折れた竿の残骸で 竹島



鹿児島県 竹島

折れた煙草の吸殻で あなたの嘘がわかるのよ」

これは、50代以上の中高年世代には、ド・ストライクな懐メロである。山口洋子作詞・中条きよしさんによって歌われたこの演歌は、当時思春期に入りかけていた自分にとって意味不明で不可解な音楽だった。



ただ、歌詞の意味は不可解でも、先日亡くなられた歌謡曲の大作曲家・平尾昌晃さんの甘美なメロディは、43年経った今でも頭の中に残っている。意味は分からないが、思わず口ずさみたくなる魅惑的な音楽であったことは間違いない。


このフレーズが男にとって戦々恐々とする言葉であることに気付くのは、その後自分が社会人となりしばらくたってからのことであった。

 

なぜ、この短いフレーズが頭に浮かんだかというと、最近次のような大変興味深い書籍に出会ったからである。


アラン・ビーンズさんとバーバラ・ビーンズさんの共著である「話を聞かない男」、地図が読めない女」だ。

 

自分は社会人になってすぐやはり不可解な思想に出会った。「ジェンダー・フリー」である。これは、80年代に盛んにフェミニストによりアジテーションされてきた。


従来の固定的な性別役割分業から女性を解放し、社会的性差(ジェンダー)を乗り越え自分らしい生き方を自己決定できる世の中にしようという運動である。

 

この運動の影響で性差別をしないさせない、男らしさや女らしさを否定する教育が行われた。


名簿は混合名簿になり、ランドセルは多種多様な色になり、体育服が男女とも同色のハーフパンツになり、体育大会の整列も混合になった。


この潮流はのちの男女雇用均等法など男女共同参画社会考えにつながっていくことになる。

 

ただ、この思想をもつ人々の中には、男女の差は体の構造のみで、それ以外は社会的に作られた性差であり男らしさや女らしさを否定する輩もいた。


彼女たちは、その矛先を子供の日やひな祭りなどの日本の伝統行事に向けることさえあった。

 

しかし、その思想はあくまでも考え方であり科学的根拠に基づいた理論ではないと、自分自身大きな違和感をもっていた。


なぜなら、生まれてすぐの男児は、列車やヒーローなど男らしい事物に興味をもつし、女児は明らかに女の子が好みそうなヒロインや人形に興味をもち、ままごとを始めるからだ。


つまり、生まれてすぐに、人は考え方や行動に男女の違いが表れているという事実をどう考えればいいのか。とても、ジェンダー・フリーでは解決できない。

 

生物学的な男女の性差以外はすべて社会的に作られた性差という極論に対して、しっかりした科学的根拠のもと男女の違いについて論じているのが「話を聞かない男、地図が読めない女」である。

 

この著作によれば、男女の考え方や行動の違いは、脳が使われていたり反応したりする場所や、分泌されるホルモンの違いによって引き起こされるという。


この考え方でいけば、社会的性差以前に男の脳・女の脳という明確な性差があるということになる。男が鈍感でのんきで人の話を聞かないことや、女が標識を見落とし、地図が読めず、方向音痴で無駄なおしゃべりが多すぎるのは、男と女では脳が違うからなのだ。


なぜかと言えば、そもそも男と女は役割が違うことに起因しているというのだ。

 

人類は、昔から男は狩りをし、女は木の実や果実を採りながら家を守り続けることで、それぞれ違う進化を遂げた。男は危険だらけの外界へ出て命がけで食べ物を手に入れる。


女は、子どもの世話をし、果物や木の実を採集し、同じ群れの女たちといっしょに1日を過ごす。こういう生活が延々と続いた。文明社会の登場までは。

 

だから、女たちのほうが他人のわずかな心の変化に気付く必要があった。


他人に鈍感な男に対して、相手の様子のちょっとした変化を見逃さない感覚能力を身に付けたのである。

 

「折れた煙草の吸殻で あなたの嘘がわかるのよ」は、縄文時代から培われてきた女性特有の能力だったのである。

 

では、男性特有の能力は何か。危険だらけの外界に出て命がけで獲物を得る行動を何度も繰り返すことがそうではないか。


このオスとしての本能ともいうべき行動が現代において甦ったのが磯釣りであると言える。

 

おびただしい情報網の中、渡船の予約をし、沿岸だけでなく、時には離島にまで足を運ぶ男たち。


釣りの予定を立てると、すぐに女たちに感づかれてしまう。釣りの前になると、いきなり家族サービスを始めたり、妙に家事に積極的に取り組んだりする。

 

それでも、男と女はお互いを理解し合えればうまくいくのである。

 

29日から釣り納めに行くから」

 

こう切り出しても、かみはんは、しかたないかというように釣りへと送り出してくれる。理解し合えたからこその結果だ。

 

釣り師にとって、釣り納めとは特別な意味をもつ。1年間、無事に釣りを成就できたことをポセイドンや仲間に感謝しする大切な釣行だ。メンバーは、師匠uenoさん、M中さん、と私の3人だった。

 

今年の上物の状況は大変厳しいものがあった。度重なる寒波の来襲からか、水温が急激に下がり、沿岸の磯ではすでに16℃を記録しているところもあるという。

 

kamataさん、めっちゃしぶかったバイ」

 

Uenoさんが、こう切り出してきた。

 

Uenoさんは、3か月ぶりに甑島鹿島へ出撃し、8枚の釣果を得たものの、クロのあまりの喰いのシブさにハリス1.5号ハリを4号まで落としたそうな。


クロの喰いのシブさは、甑島だけでなく、南九州の磯は概ね同じような感じだそうだ。

 

そこで、ここは昨年と同じように、薩南諸島の一角竹島をチョイス。こんな状況でも離島なら何とかなるのでは。

 

「いいですよ。水温がまだ高めでね。赤いのも釣れますよ。1時出航です。」

 

この船長の言葉に安心。早速、年末恒例の釣り納めの準備に取り掛かった。

 

12月に入り、天候の不具合で中々出航する機会に恵まれなかったという武岡フィッシング。クロの釣果もぼちぼちというところらしい。

 

前日の28日の午後9時にueno宅に3人が集結。3人分のたくさんの荷物を積み込んで出発。九州自動車道を南へ下り、枕崎港についたのが、出航1時間前だった。

 

本日の釣り客は15,6人ほど。最盛期には程遠いが、最近にしてはまずまずの盛況ぶり。

 

「ぶるん、ぶるるん」

 

エンジンに命を吹き込まれた第八美和丸は漆黒の枕崎港を静かに離れていった。穏やかな凪の海を滑るように走る船。予報通り快適な釣りが楽しめそうなよいイメージを膨らませながら、いつの間にか浅い眠りに落ちていた。

 

エンジンがスローになった。結構船が揺れている。北風が強いのでおそらく竹島の南の磯からの渡礁だろう。 次々に名前が呼ばれ渡礁していく。

 

kamataさん」

 

ようやく声がかかった。最後から2つ目の組らしい。サーチライトが照らした先に見慣れた石灰岩の巌が見えてきた。竹島を代表する地磯「洞穴」だ。

 

ホースヘッドのタイヤが磯とがっぷり四つになる。そのすきに3人とも渡礁。荷物を受け取って船を見送った。洞穴は、今回で4回目。ポイントはよくわかっているつもり。時計を見るとまだ午前3時半。あと3時間ほど時間があるじゃないか。

 

タックルの準備から始める。竿はダイワメガドライ遠投4号52、道糸8号にハリス10号。準備を終えて早速釣り始めた。

 

「なんか、これが湧いとる」

 

Uenoさん早速、マツカッサー元帥の洗礼を浴びているようだ。

 

「よしっ」

 

今度は、M中さんが魚とのやり取りを始めていた。抜き上げた魚は、イスズミだった。釣り始めてから2時間ほど、マツカッサー元帥の攻撃と、でかいイスズミとの格闘を演じたあっという間に時間は過ぎ去り、夜明けを迎えた。

 

昨年一昨年とここに乗ったが、そのどちらも暗いうちからクロやイサキなどの魚の反応があった。今年はどういうわけだか、エサ取り以外何の反応もなかった。

 

離島なのにまさかね。不安をよそに昼釣りに切り替えた。

 

「よしっ」

 

Uenoさんが朝の第1投で早くも魚を掛けていた。抜き上げた魚は35cmほどのクロだった。安心した。魚はいるじゃん。Uenoさんは順調に魚を追加している。

 

ところが、一番左端に陣取ったuenoさんからの釣り座では、クロの釣果が出ているものの、中央に陣取るおいらと右側にいるM中さんには全く音沙汰がなかった。

 

「ハリスは2.5号バイ。ハリは5号に落としたバイ」

 

なるほど、そうか。そう言えば、帰ってくるオキアミが冷たい。信じられないことだが、このところの魚の喰い渋りは、離島の竹島まで来ていたか。

 

気付いた時には、もう遅かった。釣っても釣ってもイスズミばかり。いつもなら瀬際にクロがいるはずだが、どこを流してもイスズミしか口を使わなかった。潮は少し動いたと思いきやすぐに止まってばかり。そのうち、イスズミさえも口を使わなくなった。

 

「釣れんなあ」

 

Uenoさんもぼやいている。離島竹島に来てこんな状況は初めてだった。船付けでない離れポイントへも指導したが、やはり口を使うのはイスズミだけだった。

 

ここまで釣れたのは、外道のグルクンのみという釣果。M中さんに至っては完全試合。何とかしなくてはと考えても有効な手段が見当たらなかった。

 

その場にへたり込み、何となく海を見つけた。なんと美しい海だろう。この沖は、500mくらいすとんと落ちているらしい。日本でも最大級の喜界カルデラがこの海の底に眠っているのだ。その巨大カルデラの中に、とんでもない輩がいるはずだ。

 

さしずめここは喜界カルデラの外輪山か。きっと縄文時代から変わらぬこの海を満喫していると、視線の先にキビナゴが目に入った。

 

クロも釣れないことだし、あの釣りをやってみるか。竿は4号遠投竿、道糸8号にハリス6号、ウキは大きめの環付きウキ(2B)を装着。


ヒラマサ11号にキビナゴを付ける。つけ方は目を通し針先をきびなごの3分の1くらいのところに刺して出す。


撒き餌用にAZ川辺店で500gのパックを2箱取り出し、1,2匹ずつぱらぱらとまく。刻むとエサ取りが増えるので原形のままだそうだ。

 

この釣り方は、沖縄発のスルスルするるーという。スルスルとは、全遊導、するるーとはきびなごのことらしい。ネットで釣り方の解説を調べ、一応きびなごや環付きウキやタックルの準備をしていたのだ。

 

キビナゴを付けた仕掛けを投入。きびなごは少しずつ海中へと消えていった。潮が動く気配がない。仕掛けは沖へ行くこともなく手前にただ落ちていく状況。


これでは、魚が喰うはずがない。戻ってきたきびなごはきれいなままだった。幸いエサ取りはいないようだが、活性のないこの場所ではたして何か釣れるのだろうか。半信半疑で仕掛けを打ち返す。

 

しかし、意外にも答えがすぐに帰ってきた。手前に入っていた仕掛けを回収しようとリールを巻いた時だった。いきなり根がかりしたような感覚が。

 

「何か喰った」

 

やつは一気にオーバーハングへの逃走を試みるも、こちらは4号竿にハリス6号だ。ごり巻きして魚を浮かせにかかる。ぬうっと現れたのは、うれしい魚だった。

 

「赤い」

 

サイズは物足りないものの、姿を現したのは、あこがれの魚バラハタ(アカジョウ)だった。慎重に抜き上げる。もう一度磯場ではねている魚を確認する。


間違いない赤い魚体に、大きな頭、ピンク色の斑点に、鋭角的な尾ひれ。サイズは、40を少し超えたミニサイズだったが。帰省している息子に食べさせるためにキープすることにした。

 

「おっ、アカジョウばい。よかなあ。」

 

アカジョウが釣れるということは、潮がよくなってきたということでは。(あとで聞いたが、この日クロを15,6枚釣った人たちは、この時間帯に入れ食いになったそうな)海みると確かに潮が右から左へトロトロと流れている。今までアカジョウを釣ったときのいい感じの潮になってきた。

 

キビナゴがスムーズに海中へと流されながら海中に消えていく。道糸もぱらぱらとリールから心地よくほどけていく。面白い展開になりそうだ。1匹釣れたので、また、釣れそうな気がする。

 

さっき、リールを巻いたときに魚が喰いついてきた。今日のパターンはこれだ。しばらく流して回収する。するとその瞬間に魚が喰いついてくるはず。

 

潮の動きがますますよい感じになってきた。表層の潮と底潮は見事にマッチング。仕掛けが一直線になっているはず。あとは、そこに魚がいて、エサが落ちてくるのを見ているかどうかだ。

 

さあ、やってみるぞ。とめてリールを巻く。

 

「どん」

 

来たっ!

 

竿をひったくるような強烈な締め込み。アカジョウなどの根魚なら一気に底を切ることが大切だ。竿でぐっとためているとき信じられないことが起こった。

 

バキッツ!

 

何と、4号竿の根元が折れてしまった。折れた上の部分は、道糸を伝って海中へ。反射的に道糸を積んで魚との勝負を始めた。


しかし、船の上ならまだしも磯の上から道糸を手繰ってのやり取りでは勝負にならない。

 

やつは、手前の根に潜り込み、仕掛けを切って逃げていった。残念無念。道糸を手繰り寄せ、よううやく竿の上の部分を回収することに成功。


竿が折れたこともショックだったが、魚との勝負が中途半端に終わってしまったことがもっと悔やまれる。

 

ああ、せっかくこれから面白くなってきたというのに。冷静に考えると、今夜は4号竿で遠投かご釣りも予定していたのに、それもできなくなった。

 

4号竿を折られたショックで熱くなった心を鎮めるためにしばらく休憩。この時間帯まで一睡もしていないため睡魔が急に襲ってきた。


Ueno
さんも爆水中。M中さんはノーフィッシュのためか、粘り強く魚を求めて仕掛けを打ち返していた。

 

第八美和丸が港へ帰っていった。本日の1泊釣りは5組くらいだそうだ。午後から風が突然強くなってきた。


予報は、これから凪いでくるはずなのに、時折突風交じりの風が南向きのこの場所まで回り込んでくる。

 

この風何とかしてくれよ。立っているのがやっとという状況に。それでも夕方にかけて潮が動いた時間帯にクロを2枚釣り何とか坊主脱出。


Ueno
さんはその後魚を掛け1日目は7枚の釣果。M中さんは魚に出会うことなく夕方を迎えた。一日中離島で釣りをしてこんなにも魚からの反応が少ないのは初めてだ。考えてしょうがない。

 

「鍋でもしますか」

 

「宴会しましょうか」

 

午後から冷たい風に当たり続けたので、体を温かい食べ物で暖める必要があった。M中さんが鍋とバーナーを用意してくれた。予め買っておいた食材を入れて風のできるだけ当たらないところで鍋パーティーに興じた。

 

あったかい鍋は、五臓六腑に染みわたる。魚は釣れないが、釣り仲間との楽しい時間はかけがえのないもの。大自然の懐の中で遊ぶことは何ともタマラナイ。だんだん夜の帳が降りて夜釣りの準備を始めた。

 

「なんか釣れる気せんなあ。エサもとられんもん。」

 

釣り初めて30分くらいで、早くもuenoさんが嘆き節を。エサがそのまま帰ってくるとのこと。そこで、おいらは、タナをどんどん深くし、2本くらいを攻めた。マツカッサー元帥が湧いてくることを予想し、仕掛けをできるだけ早くタナへ送り込むために、2号ウキに水中ウキを装着した。

 

これでマツカサの来襲は避けられたが、違うエサ取りが襲ってきた。M中さんがついに沈黙を破った。デカい。抜き上げた魚は、尾長かイスか。LEDライトを当てて確認。でたあイスズミだ。しかもデカい!

 

こちらにも2,3匹デカいイスズミを掛けた。そんな中でも、シブダイを狙って仕掛けを打ち返した。オキフエダイやホウセキキントキ、そして、人生2回目のヨスジフエダイのお土産魚をゲット。しかし、尾長やシブダイには会えなかった。

 

風は夜になって収まるどころか益々強くなってきた。今日は凪の予報だと思ったけど。すでに、uenoさんは、寝袋の中。隣のクツ瀬の夜釣り客もライトが消えた。テントを張っていたので、この風ならテントに避難するのも分かる気がする。

 

午後9時半まだ頑張ったが、状況は変わることがなかったので、風も強いことだし寝袋の中で休憩することに。上を見上げると美しい星空が現れた。時折突風を伴う風の音やうねりで磯場を洗う波の音を子守歌にいつの間にか眠っていた。

 

どれくらい時間がたったことだろう。いつの間にか激しかった風はやみ、空も白々とし、すでに夜明けを迎えていた。

 

「ああ、よう寝たバイ」

 

Uenoさんも起き出していた。おいらは、夜釣りの仕掛けから昼釣りの仕掛けを作ってからの参戦だ。昼釣り仕掛けを作っているときに、uenoさんが魚を掛け始めた。2匹続けてゲット。この磯は過去3回乗っているが、朝まず目が最も魚が釣れる時間帯だ。Uenoさんに先を越されて焦るおいら。

 

仕掛けができて参戦したが、早くも最初のクロの喰いは止まってしまっていた。仕掛けを入れても入れてもイスズミばかり。潮の動きに鈍さは相変わらず。エサも冷たいままだった。ただ、風が収まっているのがせめてもの救い。この風なら何とかクロを追加できるはずだ。

 

「朝飯にしましょうか」

 

M中さんが、カップラーメンを持ってきていて、魚も釣れないことだし、朝ご飯をごちそうになることにした。

 

風がないので夜の鍋より10倍くらいの速さでお湯が沸いた。カップうどんをすすりながらまた体を温めることができた。そして、釣りへの意欲もわいてきた。時計を見ると9時を回っていた。さあ、あと2時間少々の釣りを最後まで楽しもう。

 

始めは、離れポイントで竿を出したが、風が当たるのでもとの船付けに戻り。Uenoさんの隣に陣取った。離島では、瀬際釣りが基本となるが、ここではそれは当てはまらない。過去3回の釣行で、瀬際より竿1本~2本先の方が釣れることは分かっている。潮は基本的に右へと流れていたが相変わらずふらふらしていたので、潮の少しでも動くところや潮目を狙って仕掛けを打ち返した。

 

喰い渋っているのは、タナが深いのではなく(結局喰いダナは1ヒロ~1ヒロ半だった)、ハリスを嫌っているのでもなかった。自然条件により魚のスイッチがオフになっているようなのだ。

 

午前9時半ごろ、魚の喰うスイッチがオン。3人にそれぞれ魚からの反応が出始めた。このチャンスタイムにようやくM中さんに釣果が。おめでとうございます。安堵するM中さん。これで家に帰れますね。Uenoさんもこの時間帯にさらに3枚追加して2日目は合計5枚。おいらは7枚追加して何とかお土産を確保した。

 

回収1時間前になったので、片付けに入った。魚は、釣れなかったが、心行くまでこの場所で自然を満喫できた2日間。回収の時が近づくと、この場所を離れるのが寂しくなってきた。

 

回収の船に乗り込むと、uenoさんのクーラーを持った釣り人が

 

「おっ、重いなこれ」

 

この日は、どこも釣れてなかったようだ。船は、2日目の日替わり客を乗せて満員状態。クロの釣果は本来の竹島の調子とは程遠かった。ただ、尾長グレの大きいのが何本か出ていた模様。12月にもうデカ尾長が釣れるというのは、ここ数年見られなかったことだ。今年は、尾長の来襲が早いかもしれない。

 

港について船長と話した。

 

「寒かったでしょう。まあ、お土産はできましたね。尾長も出てましたよ。」

 

魚が釣れなかった自分たちにさりげなく次回へのモチベーションを高めてくれた。そして、この釣行で大きな宿題を突き付けられた。するするスルルー釣りでおいらの竿を折っていったあいつとの勝負を。竿を直して必ずまたやってくるからなあ。まってろよ~~^^

 

「折れた竿の残骸で~あなたのバカがわかるのよ~♪」

 

 

 

 


 















































































竹岡フィッシングさんお世話になります


















最後から2番目の渡礁でした
















はやる気持ちを抑えながら準備します








まずは瀬際で尾長ねらい













朝まず目からクロを釣るuenoさん











こっちはイスズミばかり


離れに移動しますが釣れません><


やっとで釣れたのはこれでした


M中さんも苦戦しています

魚からの反応がないと睡魔が



魚釣れないから 昼ごはん



釣れんなあ








ここにアカジョウが潜んでいました





外道ですが 本命よりうれしい釣果



神々しい姿です




昼頃から風が強くなってきました





上空の雲の流れが速いです





4号竿が・・・


折れた竿の救出に向かいます








クロの釣果は寒いけど 温かいのはこいつだけ




テンジクイサキ?


久しぶりのヨスジフエダイ



翌朝 ようやく風が収まりました



魚が釣れないのでカップ麺でも


















ようやくいい潮が入って釣れ始めました




皮一枚 シブい^^;






釣れましたか~~♪



ありがとう ほら穴




竹島よ さようなら



クロ9枚 グルクン2匹その他もろもろ




本日の食材



本日の造り アカジョウ クロ




カマ焼き



アカジョウの煮付け




クロのニラ天
















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