ムロアジ料理

評価(★・・・おすすめできない ★★・・・あまりぱっとしない ★★★・・・まあまあ ★★★★・・・美味しい ★★★★★・・・最高)

南海の磯釣り、船釣りで外道としてお馴染みの魚ムロアジ。九州のスーパーや魚屋ではほとんどお目にかかれない魚だが、釣り師の間では、特に大物釣りの泳がせ釣りの生き餌として存在感を見せつけている。しかし、クロや尾長釣り中心の磯上物師にとっては迷惑極まりない魚である。これが数群れていたならば、つけ餌が本命に届かず、ムロアジ1本釣り状態に突入する。鯵よりも更に流線形の形をしていて足も意外に速い。こうなればもはや瀬変わりするしかない。ただ、食べておいしいため、おみやげには最高の魚だ。

身はやややわらかく水っぽい。マアジとは違い薄い茶色っぽい色をしている。味は淡白だが、鯵にまったく引けを取らないどころか40cmを超えるサイズになると断然こちらの方がうまい。刺身にタタキ、なめろう、塩焼き、フライなどがお勧めだ。


ムロアジの刺身 ★★★★
 写真は硫黄島のクロ釣りの外道として釣れたもの。硫黄島はこのムロアジの数が多い。水温が高く、潮が余りいってない時でも釣れてくるので、釣り師にはあまり歓迎されない。1年中釣れるが、夏の方がうまいような気がする。鮮度を保ってキンキンに冷えたクーラーで持ち帰ろう。刺身にして食べると見た目より断然おいしい。なぜこれが市場に出回らないのか不思議に思うことだろう。

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