スジアラ料理

南日本に生息するハタ科のスジアラ。大きくなると1m達するという。皮は厚く、脂は多く、汁にするととてつもなくいい出汁が出る。鹿児島ではアカセビ、沖縄ではアカジンと言ったりする。南九州では最も珍重されている高級魚である。


スジアラの刺身 ★★★★★
 7kgクラスのスジアラを手に入れたので、まず刺身にしてみた。(下はクロの刺身)筋肉質でやや固く、味は意外にもあっさりで、噛めば噛むほど味が出るタイプの刺身だ。やはりこのサイズだと、初日の刺身は予想通りだが旨みが足りなかった。しかし、甘い香りと食感で文句なく最高評価の★5つ。

スジアラの熟成刺身 ★★★★★
スジアラを5日間冷蔵庫に寝かして、刺身にしたのがこれ。色は少し赤みがかり、香りは初日の刺身より甘く、食味も数段レベルの高い旨みが広がった。これはすごい。最強の刺身だ。この量で数千円出しても惜しくはない味だと思う。★5つ以上の評価が荒れば、★6つをあげたいところだ。


スジアラのカマ焼き ★★★★★
 高級魚スジアラのカマだ。これがうまくないはずはない。焼くと筋肉質の身の実力がよくわかる。皮の弾力の反発係数は半端ない。香りが強く、甘みのある上品な味はだれもがこの魚を賞賛するに違いない。しかし、この魚は焼くよりも汁にしたり、煮付けたりする方が更においしく食べられるような気がする。

スジアラの皮のポン酢和え ★★★★★
 この魚を捌くとき、皮が石鯛のように固くて厚いことを知り、湯引きにしてポン酢をかけてみた。期待を裏切らないこりこりとした食感と豊かな味は圧巻だった。焼酎のアテには最高。

スジアラとキノコのアヒージョ風ソテー ★★★★★
 7kgクラスのスジアラを手に入れたので、まず刺身にしてみた。(下はクロの刺身)筋肉質でやや固く、味は意外にもあっさりで、噛めば噛むほど味が出るタイプの刺身だ。やはりこのサイズだと、初日の刺身は予想通りだが旨みが足りなかった。しかし、甘い香りと食感で文句なく最高評価の★5つ。

スジアラ茶漬け ★★★★★
 7kgクラスのスジアラを手に入れたので、まず刺身にしてみた。(下はクロの刺身)筋肉質でやや固く、味は意外にもあっさりで、噛めば噛むほど味が出るタイプの刺身だ。やはりこのサイズだと、初日の刺身は予想通りだが旨みが足りなかった。しかし、甘い香りと食感で文句なく最高評価の★5つ。

スジアラのキムチ鍋 ★★★★★
 ミスマッチであることはわかっていた。しかし、探究心を押さえられず作ってしまったのが、このキムチ鍋。キムチ味がこの魚の繊細なよさを消してしまうと思われた、しかし、食べてみると、改めてこの魚の実力を思い知らされた。北の代表的な味であるキムチと南の代表的な高級魚との対決は、圧倒的にスジアラの勝ちである。

スジアラ鍋 ★★★★★
 キムチ鍋の翌日、口直しに正統派のスジアラ鍋を作ってみた。一口切り身を食べた瞬間しばらく言葉を失った。なんだこの味は。上品な脂と甘い身が口の中で広がり、むかし食べたことのある博多のアラ鍋以上の味だった。キムチ鍋が★5つならこれは★7つは上げたいところだ。これまで食べた鍋の中で間違いなくナンバーワンである。

スジアラの雑炊 ★★★★★
 前述のスジアラ鍋の出汁で雑炊を作ってみた。鍋であれだけおいしかったんだもの。この雑炊がうまくないはずはない。熱々のまま一気にかき込もう。

スジアラの煮付け ★★★★★
 この高級魚は、煮付けが抜群にうまいはず。こんな予想を立てて煮付けてみた。この色つやを見ていただきたい。これがうまくないはずはないだろう。特に、皮は絶品。このゼラチン質はあまりにうますぎて笑いが止まらない。身においては、醤油とみりんとの相性は抜群。これも今まで食べた魚の中でナンバーワンの煮付けだと思う。


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